新聞を畳む。マユはソファの上で横向きになり、腕で頭を支えて相変わらずテレビを見ている。微動だにしないから、寝ているのかと顔を覗き込もうとしたところで、マユがボクの方を向いた。
「そう言えはブシコは?」
「え? 知らないよ。買い出し行ってて、さっき帰ってきたところだし」
ドキリとすることを言ってくれる。
「いつから見てないの?」
「さぁ……テレビを見始めた時は、横にいて、何となく一緒にテレビを見ていて……それからは……覚えてないわ」
「そう言えはブシコは?」
「え? 知らないよ。買い出し行ってて、さっき帰ってきたところだし」
ドキリとすることを言ってくれる。
「いつから見てないの?」
「さぁ……テレビを見始めた時は、横にいて、何となく一緒にテレビを見ていて……それからは……覚えてないわ」