不意にガサリと音がして、慌てて手紙をリュックに戻す。恐る恐る振り返れば、体操座りをしていたブシが、なだれ込むようにソファに横になっていた。
そーっとリュックのチャックを閉め、ブシの顔を覗き込んだ。無防備なブシの顔がこれほどまでに穏やかなのだと初めて知った。ボクの知るブシはいつも凛としていたからだ。
あまりにブシの姿勢が窮屈そうで、後頭部と膝の下に腕を入れ、仰向けの姿勢に変える。起きてしまうかなと思ったけれど、思いの外、眠りは深いようだ。
手を離し、距離を取る。ブシに背を向けたところで、ブシが小さく声を発したように聞こえ、振り返った。
そーっとリュックのチャックを閉め、ブシの顔を覗き込んだ。無防備なブシの顔がこれほどまでに穏やかなのだと初めて知った。ボクの知るブシはいつも凛としていたからだ。
あまりにブシの姿勢が窮屈そうで、後頭部と膝の下に腕を入れ、仰向けの姿勢に変える。起きてしまうかなと思ったけれど、思いの外、眠りは深いようだ。
手を離し、距離を取る。ブシに背を向けたところで、ブシが小さく声を発したように聞こえ、振り返った。