さすがのここに来て、マユはお土産とは言わなかった。できるたけ早くこの場を立ち去りたい。マユもブシもそう思っているはずだ。
タクシーに飛び乗ってでもとにかく駅を目指そうと考えていたが、運良く駅へと向かう路線バスが出発しようとしていたので慌てて飛び乗った。
ボクたちが最後の乗客となりバスは出発。当然、バスの中に男女の姿はなかった。
何事も起こらず無事、駅へ到着し、電車に乗り換える。バスの中も電車の中も大した会話はなかった。終始、ブシがマユの切られた手を気にし、大丈夫だからとマユが慰めるシーンが繰り返されただけ。
タクシーに飛び乗ってでもとにかく駅を目指そうと考えていたが、運良く駅へと向かう路線バスが出発しようとしていたので慌てて飛び乗った。
ボクたちが最後の乗客となりバスは出発。当然、バスの中に男女の姿はなかった。
何事も起こらず無事、駅へ到着し、電車に乗り換える。バスの中も電車の中も大した会話はなかった。終始、ブシがマユの切られた手を気にし、大丈夫だからとマユが慰めるシーンが繰り返されただけ。


