マユの目を頼りにとにかく進み、ボクはマユの背中を追い、気づけば遊園地の中央エリアに到達していた。

「くっそ!!」

 マユが急に立ち止まった。

「見失ったし」

 遊園地の丁度真ん中だけあって、複数の建物が集まっている。建物への人の出入りも激しいし、進む経路の可能性に至っては無限大。

 ボクは遊園地の出入り口はどこにあったか。それを思い浮かべていた。