「お前はガキか!! まず、可能か不可能か分けようよ。不可能なら無視。可能なら――してあげる」
 ただそれだけ。何も悩むことなし。これで万事オッケー。

 ボクの屁理屈はマユによりバッサリと一刀両断され、ぐうの音も出ない。

 そうと決まればマユの行動は早い。既に玄関のドアノブに手をかけていて、早く開けなよと言わんばかりに、ガチャガチャとノブを回して音を立てる。

「ホントに預かる気?」
「私に二言はない」