「そか。よかった。でも、食べ切れなかったら無理に食べなくていいよ」

 何せ、このあとアトラクションに乗るのだ。気持ち悪くなっても意味がない。

「御意」

 想像しなかった返事にボクは思わず吹き出してしまった。

「笑うでない」
「ごめん。可愛かったから」
「可愛くなぞない。別に……普通じゃ」