ブシは無事に食べるものを選んでくるだろうかとわずかにやきもきしたものの、マユだけでなくブシも手にトレイを持っている姿が目に入り、胸を撫で下ろす。時間にして約20分。遊園地のレストラン、しかも昼時だと考えれば妥当な時間だろうか。
「お待たせ」
幸せそうにマユがトレイをテーブルに置く。マユはカツカレーを、ブシはさばの味噌煮定食を選んでいた。マユのカツカレーは分かるが、さばの味噌煮定食なんて、遊園地にしては渋いメニューを置いてあるものだと感心する。
「お待たせ」
幸せそうにマユがトレイをテーブルに置く。マユはカツカレーを、ブシはさばの味噌煮定食を選んでいた。マユのカツカレーは分かるが、さばの味噌煮定食なんて、遊園地にしては渋いメニューを置いてあるものだと感心する。