そしてまな板を調理台に置くと、ネギを細かく刻み始める。それが終われば、オクラも刻む。トマトも刻んでしまおうか。

 刻んだ野菜をそれぞれ3等分して、小皿に盛り付けていく。

 夏の昼といえばそうめんだ。

 毎日続けば飽きてしまうものだが、たまに食べればやはり夏の風物詩。夏を目一杯感じることができるし、美味しいなぁと素直に思う。

 また、そうめん? きっと誰しもが一度は口にしたことのあるセリフだ。でも、ボクはそんなセリフは聞きたくない。