洗濯を干すと真夏の日差しは凄いのだとつくづく痛感させられる。

 午前中、既に乾いた洗濯物をリビングで畳んでいた。ボクのもの、マユのもの、そしてブシのもの。畳んでは、それぞれに分けていく。

 ブシはテレビの前で、床に正座をして時代劇を見ていた。武士らしく刀を肌身離さず、体の脇に置かれているのはさすがというべきか。さらにその隣にはピンクのリュック。

 そんなブシのすぐ背後にガラスの天板のローテーブルがあり、隣にはソファが置かれている。