夏休み明けに学校に行けなくなってからもう2ヶ月ほど経った。
始めの頃は携帯にいくつか届いていた友達からの心配のメッセージも今は一切ない。
毎夕かかってきていた担任からの電話も一回も掛けあわないうちになくなった。
家族からの優しい言葉も、励ましの声も今はなく、いつも腫物を見るような目で私を遠ざける。
今の私を見ていてくれる人はもう誰もいない。
きっと今日私がふっと消えても、誰も悲しまないんだろうな。
自分が不登校児になるなんて中学生の頃までは少しも思っていなかった。
不登校というのは弱い人がする、逃げと諦めの象徴で、恥ずかしいものだと思っていた。
私はいじめられても逃げたりしない、むしろやり返してやる。
教師から屈辱的なことをされても泣き寝入りなんてしない、立ち向かってやる。
漫画の主人公のように、何にも臆しない強い自分を自分の中で作り上げていた。
だけどそれは簡単に崩れ去った。
私は微塵も強くなかった。
広すぎた教室から逃げ出して、今、この狭い空間に閉じこもっている。
誰にも攻撃されない、誰にも見られない、安全区域で震えながら隠れてる。
なんて情けないんだろう。
みんなが私を見放すのを私は誰より理解しているつもりだ。
こんなダサくて情けない人間に、生まれてきた意味も生きてる意味もきっとないんだ。
始めの頃は携帯にいくつか届いていた友達からの心配のメッセージも今は一切ない。
毎夕かかってきていた担任からの電話も一回も掛けあわないうちになくなった。
家族からの優しい言葉も、励ましの声も今はなく、いつも腫物を見るような目で私を遠ざける。
今の私を見ていてくれる人はもう誰もいない。
きっと今日私がふっと消えても、誰も悲しまないんだろうな。
自分が不登校児になるなんて中学生の頃までは少しも思っていなかった。
不登校というのは弱い人がする、逃げと諦めの象徴で、恥ずかしいものだと思っていた。
私はいじめられても逃げたりしない、むしろやり返してやる。
教師から屈辱的なことをされても泣き寝入りなんてしない、立ち向かってやる。
漫画の主人公のように、何にも臆しない強い自分を自分の中で作り上げていた。
だけどそれは簡単に崩れ去った。
私は微塵も強くなかった。
広すぎた教室から逃げ出して、今、この狭い空間に閉じこもっている。
誰にも攻撃されない、誰にも見られない、安全区域で震えながら隠れてる。
なんて情けないんだろう。
みんなが私を見放すのを私は誰より理解しているつもりだ。
こんなダサくて情けない人間に、生まれてきた意味も生きてる意味もきっとないんだ。