Chapter171






Chapter171







燻歿さんを辞めさせる方法を、朝礼で話し合う。



もちろん、うち以外で。(朝礼やから抜けられんからうちは大人しゅう聞いとるだけ。)




「仕事があるまで、自宅待機。」



「辞めさせるように持っていく。」



等々……………





きっとな、あれや。




今まで、蜀仙の犠牲になった人達の怨念がな、今集約されて来たんやきっと。




うちが辞める時は、うちより優秀やないと、務まらんで~~(そん時が楽しみやわ

Chapter172






Chapter172







会長の専用伝票な、複写式のやねんけど、



1、控え
2、納品書
3、請求書



出荷する時商品には、もちろん2をつけて出す。


3は締めん時にうちの請求書と一緒に出す。




けど、綾牝さんが間違えよる。



2と3をな。



納品書、請求書って書いてあるし、印刷されとる文字色も違うんに。




で、当然お客さんからクレームや。




ほんで会長が鶏虎さんを呼び出したみたいで、鶏虎さんからゆわれた。



「未然に防ぐ方法なんてあれへんのに。綾牝さんが専用の引き出しに入れる前に止めて直接受け取ってな。」

…………………。



翻訳。




綾牝さんが間違えるんはええけど、それを未然に防げと会長が鶏虎さんに言う。





防ぎようが無いから、うちが見張れ。





うちの知らん内に入っとるんに、どうやんねん…………




綾牝さんがあかんねんやったら、会長がやればええんに。



口だけやねんなー




会長って偉い人やんな?



偉い人って、責任を取れる立場のことやんな?




責任取らんのに、会長って言われへんよな?



老害やな(この場合失礼には当たらんでな)

Chapter173






Chapter173







午前中に出荷依頼ファックスが来てん。



会長のな。





で、運送屋が大体来る時間の30分過ぎ…………




綾牝さんが一言。



「今から荷造りするから、荷物頼むね。」



はぁ?



うちもうすぐ定時やねんけど!



やから、もうゆった。



「運送屋もう来た後ですから電話した方がええですよ。うちもうすぐ定時ですから、それまでやったらおりますよ。」



ニッコリ(苦笑い)な。





次の日荷物無かったし、うちが帰る時角橋さんおったし。



あ~無駄な残業せんで済んだわ~~(こん時だけはやで(泣))

Chapter174






Chapter174







襷苳さん達がまたまた強行突破や。




蜀仙には冷暖房なんて高級品無いやろ。



夏暑いからって、2階の使こおて無い部屋(クーラー付き)に移動したい社長にゆうた。



ほんで、社長も甘甘やから、ほんなら2階にしよか。ミシンとアイロンだけ。


……………??




事務所は後でええやろ。




……………………?????




2階に移動はええ。



何で事務所は後なん?



同時でええやろっ!





社長は自分はほとんど事務所におらんからゆえることや。



こっちは熱中症にならんように、蚊に噛まれんように(うちはすぐ噛まれしかも腫れるから)するんに大変やのに!!







誰かうちを労ってくれへんかなぁ~~…………





いっちゃん最初に出勤して、いっちゃん最後に戸締まりする、うちを…………




誰か~~~………………!!!(切実、ほんま切実に)

Chapter175






Chapter175







燻歿さんの件な、結果自宅待機らしいわ。(Chapter171参照)



ほんで、一回見本縫わすって、燻歿さんの自宅に資材送ることになってん。



まぁ、うち的には範囲ちゃうから決定事項に従うだけや。



だけやねんけど!



資材送る時の一連。



運送屋が来てる最中。



「榊さん、燻歿さんの住所知っとる?」


「鶏虎さんやったら知ってはりますよ。履歴書持ってはるし。」



襷苳さんとうちの会話。



なんや、襷苳さんと鶏虎さんが話とって…………



「榊さん!〇〇運送やから!」


「?」



「燻歿さんに送るからこれ。」



うちが伝票入力しとる最中の机の上に、鶏虎さんが今書いたであろう燻歿さんの自宅の住所と資材。



「〇〇運送来とるさかい、はよしたってや。」



「………………………。」



数分待ってもろて、送った。

何が言いたいかゆうとな。



襷苳さん



資材送るならはよゆえ!


運送屋来とる最中にゆうな!


人が入力しとる(仕事しとる)手の上に物を置く?!


燻歿さんとろくに話したこと無いんに、住所知るわけない!(襷苳さん分かり済み)





鶏虎さん




別の紙に住所書くんなら送り状に書け!


送るんは社長と鶏虎さんと襷苳さんが決めたこと。あんたが準備するもんや!(送り状ぐらい事前に書ける)





採用決めたんうちや無いんに、何でうちが被害被っとんの……………?



無駄な時間使おて、走ってまで(運送屋待っとるさかい申し訳ないからな)、押し付けられたことしなあかんの……………?




事前準備万端なうちより、無計画な奴らが何故得をすんの……………?




なんでや~~~~~(叫

Chapter176






Chapter176







襷苳さんって、自己中やろ。



遂に、商品にまで自己中発揮や!



エプロンにつける品質表示を見本は2つ折りやのに、その通りつけへん。

→見本より本番の品質表示が小さいから2つ折りは隠れてしまうからやて。




ポケットにたるみをつけるという指示やのに、マチつけてポケットが歪む。


→マチの方がええかと思おて。







品質表示はともかく、たるみは指示通りしろやっ!!




つか、どっちにしろ聞けやっ!!!





新人より使えんわ!




結局、縫い直し…………




手間やし、得意先にもお客さんにも申し訳ないし…………




どおしたらええねん!


誰かトリセツ作ってーなっ!!

Chapter177






Chapter177







社長に呼び出された。



このくそ忙しい時に。




内容は、うちの会長に対する態度やて。



「あの年齢で変わるんは無理や。はいはいゆうこと聞いてしたって。可愛げがある方が榊さんも得やろ。」



どっかで前に聞いた台詞やなー思いながら、やっぱり社長とは合わんな。




どんなに年齢重ねても勉強は出来る。


80何歳の人が夜間高校や大学卒業したゆうニュースもあるわ。



うちは、学ぶん大好きやからな。



向上心の無い奴にはそれなりや。




やって、無駄な労力やん。



改善する気無い奴に指導なんかせーへん。


学校やあるまいし。





会長からされたことを会長自身に返しとるだけ。


他でも無い会長にな。




うちは肩書きとかで態度は変えへん。



その人の人となりで変わる。




寧ろ可愛げが無いって思ってもろた方がありがたいわ。


無駄な労力や時間使わんでええさかいな。





大体、可愛げが有るとか無いとか考えてしとらんし!



一生懸命、仕事しとるだけやちゅーねん!!!

Chapter178






Chapter178







速報っっっ!!!!!





鄲鼈さんが退職!!!!




理由は一身上の都合。





きっと、我慢の限界やったんやな。



気持ち分かるで!



新しいとこ行ったらのびのびやりや!

Chapter179






Chapter179







燻歿さんの件な、(Chapter175参照)



なんや実際に送ったんは初心者向けのエプロンの腰紐50本分やったみたいや。



んで、縫われてかえってきたんやけど、襷苳さんがでっかい紙袋をうちの横にボンッて置いて、



「これ燻歿さんの縫ったもんや。数、数えて鶏虎さんにゆうて。」



???????



燻歿さんが縫った。



だ・か・ら?




うちがゆうセリフ、これやんな。



数えんなら襷苳さんがすればええ。



ついでに、仕上がり具合も見れんやし。






二度手間、やんなぁ?(怒)

Chapter180






Chapter180







朝礼で襷苳さんがうちにゆうた。



「昨日、榊さんが自らたたみ手伝ったから、成長したなぁ~って思おたんよ!」



は?



成長?



あんたには言われたないわ!



成長ならお前がしろ!



大体うちがわざわざ自分の仕事溜めてまで、たたみしたんは、


あんたらが仕事せーへんから納期おして、得意先に申し訳ないからや!




ちゅーか。



自分の仕事を他人に手伝わせるって、



自分が能力無いって公言してるやんな。




恥ずかしないんかな。



うちやったら、よっぽどやない限り、残業したり、やりくりして、仕事するけどな。



仕事ってそういうもんやんな。




うちが誰かに手伝ってもろた経験は新人の…………




頃にも無かったわ!



むしろ、全員の仕事、肩代わりしとったわ!

Chapter181






Chapter181







2階の移動な(Chapter174参照)、強行したで。




もっちのろんっ!


ミシンとアイロンだけな。





のろまな社長だけやなくて、会長も壁やねん。



杤吐さん曰く、自分の城を渡すんが嫌やねんて。




幼稚園児やな。(苦笑)





つか、従業員がおるから城ができんねんけど。

つかな、会長と綾牝さん引っ越したらしいねんけど、早速揉めとんねんて。




何かの会費を徴収に来た人が領収書を渡さんかったって会長が怒る。




徴収に来た人は、領収書なんてこれまで一度も渡したこと無いと怒る。



因みに、その徴収に来た人は会長が挨拶に来なかったことも怒っとる。






まあ、会長が悪いわな。


郷に入っては郷に従え、や。





綾牝さん曰く、会長なんだから向こうから挨拶するべきだ。


会長の言い分、何様~~~~!!!!




会長になれたんは誰がいたおかげや?



お客さんや従業員がいるからやろ?!




誰もおらんかったら、あんたは会長なんかになられへんわっ!

Chapter182






Chapter182







突然やけど、棺部さんが妊娠したんやて。



うちの負担軽減どころか増えとんねんけど。



妊娠うんぬんじゃなくて、本人の意識の問題な。







はよ辞めなな。(ほんまにな)

Chapter183






Chapter183







杤吐さんが襷苳さんと話とったわ。



「トイレットペーパー少なくてふったわー。ほんま気分悪いわぁ。」


「ほんまやなぁ。」



ん?


少ないん前からやん。


掃除の当番あんたらの時やで?




うちは1個やのーて2個置いとく。



まぁ、家のくせやけどな。





ほんで、や!


自己中な権利を主張する暇があるんやったら、社会人としての義務果たせや!




自分はやらんでええ、誰かがやるもんや、自分の範囲やないって雑用すら出来ひんのかいな。




ちゅーか、ほんまに掃除しとるんか疑うわー

Chapter184






Chapter184







鶏虎さんが朝礼で衝撃発言!



「会長に掃除しろって文句言われたから、当番制かなんかにしなあかんな。うちは忙しいし、15分でも時間取って皆でやれば早いやろ。」



なっ!衝撃やろ?



会長が言ったんは2階に上がる階段で、ミシン移動した時のもんや。




1階の掃除はうちが全部しとるんやけどなぁ?(怒)



家で掃除しとらんのやろか?



社長の嫁やしなぁ。



あり得るわ。

Chapter185






Chapter185







棺部さんからな、衝撃的なこと言われてん。



「あんな、忙しいん分かるけど、電話出なさいや。」



は?



一瞬意味不明で思考回路停止したわ。





イチ、電話に出ないのやなくてわざとや。



ニ、電話なりっぱなしで放ってんのあんたや。



サン、年下やけど、うち先輩や。



ヨン、お客さんの名前覚えてからゆえや。



ゴ、電話ぐらい出られんの?



ロク、命令?




まぁ、これくらいのことが過る。



んで、その後の朝礼で言ったった。



「棺部さんから電話に出てって言われたんですけど、私は新人が会社のこと覚える為に電話や来客は自分から積極的に出るもんやと思ってたんですけど、それは違うんやなぁって学びました。」





けど、こやつらには響かんかった。




そうか~榊さんも成長やな!




やて。






ああ、もう、無理やな。



こやつらは。

Chapter186






Chapter186







掃除の件な、(Chapter184参照)ぜっぜん『皆』やあれへんで!



あれからなぁんも進展あれへん!



それどころか、や!




片付けかなんかしたんか、休み明けにゴミ袋ごとゴミ箱に突っ込んであったんや。



その日はゴミの収集日ちゃうから明日やなぁ~って話とった。



け、ど!



お分かりやんな。




ゴミ集めいつもより大変や分かっとるはずやのに、だぁれもせーへん。



それどころか、だぁれもけーへん!




うちよりちょっと後に出社する角橋さんは朝から出かけなあかん日、ちゅーのも分かっとるんに。





ゴミ収集は決まった時間やから、結局うちが一人でやる。




30分後に鶏虎さんや棺部さんらが出社。





15分もありゃ出来るんやないんか?(怒)




有言不実行やっ!!!!!

Chapter187






Chapter187







会長と棺部さんのやりとり。




「鼻かみ無いか?」



「何枚?」



「箱や箱。返ってけーへんよ。」



「榊さん、鼻かみ無いん?」



「(何故うちに聞く?)ティッシュとかの在庫なら鶏虎さんが管理してるじゃないですか。鶏虎さんに聞きましたか?」



「そうなん。まぁええわ。じゃ会長これあげる。」






以上。




色々突っ込みどこ満載やな。





第一、鼻かみって何?


家族間の話やないねんから、社会人としてティッシュぐらい覚えよな。




第二、鶏虎さんの範囲うちが知る分けないやろっ!



ティッシュは会社の備品やないんや。



鶏虎さんが勝手に置いとるだけ。





第三、あんな会長とはいえ、あの言い方は無いわー




うちは長年の会長からの態度を返しとるだけやけど、あんたは入社したてや!





第四、うちに敬語を何故使えない?





年下上司や先輩なんて当たり前やちゅーねん!

Chapter188






Chapter188







うちが鶏虎さんや棺部さんがカゴに入れるだけの伝票を仕分けして、1年間分をきっちりファイリングして、仕入先の請求書と伝票突き合わせして………



汗水垂らして働いとる時、鶏虎さんが



「Tシャツ、プリントからあがってきたから、畳んでな。棺部さんは忙しいから手伝ったってな。うちは出掛けるさかい。」






畳む?



忙しい?



出掛ける?





いや、うちはあんたらの仕事しとる。




忙しいんはうちのセリフ。




出掛けるんなら、そんでええけど、うちに言うべきことちゃう。






因みに、30分ぐらいで帰ってきた鶏虎さんが何やら手伝ったみたいやけど、後で伝票見たら50枚も無かった。



50枚程度やったら、なんぼ遅ぉても一時間で出来るわ!



帰ってきた鶏虎さんが手伝うほどの量やないんやけど……。





つかな、畳みが終わってから更に小一時間でうちの伝票が終わったんやで。




寧ろ、うちが手伝われなあかんやろ!






まぁ、一番は棺部さんから手伝って下さい。が無かったことやけどな。



鶏虎さんに言わせて、自分は知らんぷりとかな。



己の仕事や、ゆーねん。

Chapter189






Chapter189







襷苳さん達の自己中



「朝、榊さんにクーラーつけてもらお。」



なんやゆうてたみたいやけど、華麗にスルーした。



2階に移したミシンの部屋のことな。



朝来たら当然クーラーは切っとるから暑い。



やから、自分らが出社した時に涼しいようにうちにわざわざつけろと言う。




なぁ~、自己中やろ。



誰でも最初は暑いんに。



1階の送風機やって、あんたらが出社する前にうちが水入れて準備しとんねん。


誰よりも早く出社するうちがな。





自分が良ければ他人がどうなろうと知ったこっちゃない。



優しさや思いやりの欠片すらないな。

Chapter190






Chapter190







襷苳さんの仕事に対する無責任なことと言ったら無いわ~。




たまにな、マットみたいな硬い生地にハトメを付ける、別注みたいな仕事があんねん。




やり方は、生地貰って指定サイズに切って、ある程度縫って、ハトメして、ほんで最後まで縫う。



まあ言うなればこんだけや。




うちでも教えてもろたら出来る簡単なやっちゃ。




やのにな、襷苳さんは。




1回目納品。


指定サイズやのうて、サイズが違う元見本の方で仕上げた。


やり直し。



得意先の人が元見本持ってきた時に散々言うたらしいんに、襷苳さんは理解出来てへんかった。



2回目納品。(やり直し1回目)


ハトメの縦位置がずれてるんと、端からハトメの横位置がずれてて、両側についとるハトメの位置が左右バラバラ。


やり直し。



ハトメの位置、角橋さんに確認しようと思ったが面倒で止めたんやて。



判断はお前がするなっ!

3回目納品。(やり直し2回目)


ハトメの位置は直ったんに、機械か何かに入れる穴だけあける位置を間違う。


やり直し。



表裏を間違えたんやと。


指示書にきちんと書いとるわ!




4回目納品。(やり直し3回目)


またサイズ違いっ!



2枚の発注で作っとんのやけど、2枚比べたサイズが違うらしい。


1枚は20センチほど足らん、もう1枚は2センチほど足らん。



やり直し。





無責任に過ぎるやろ………。


何回やり直ししたら気が済むんや…………。


その度に謝るんうちやねん。


その度に時間取られるんうちやねん。






5回目納品。(やり直し4回目)


得意先の人が襷苳さんに直接指導しとったから大丈夫やろ。




大丈夫であって欲しいわ。

けどな、5回目納品のはその日に出さなあかんくて、送り状も伝票も用意して、襷苳さんから仕上がるのを待っとった。



得意先から指定された運送屋はもう既に集荷に来た後やったさかい、襷苳さんが集荷センターに行くゆうたからな。




余計な残業してな。


襷苳さんにお願いして帰ってみ?


出来ひんからって出さない可能性もあるさかいな。


信用出来んからな。






ほんで、出来上がり。




「営業所遠いから送りな。商品ここに置いとくさかい、うち帰るわ。」




は?っと思ったらもう襷苳さんはおらんかった。



謝罪無し、得意先の人にも、ほんまぁ~あら~だけ。



機械の方がお利口やわ。





集荷の時間は過ぎとるし、帰り支度しながら鶏虎さんは



「どこの運送屋でもええやん。」



とか言い出すし。





指定やちゅーねん!





ほんで、電話して来てもろたよ。


指定の運送屋に。




ほんま有難いわ~(感謝




そんで、ほんま無駄な残業やわ~(最悪

Chapter191






Chapter191







会社って頻繁に休むもんやないよな……??



有給とかちゃうで。





棺部さんの話やねんけどな。




勤めてから2ヶ月間で休んだ日数、



合計、10日っ!!!

(年間の有給日数と同じや。)

(しかもまだ棺部さんには半年経過しとらんから有給は発生しとらん。)


大型連休もあったから、ほぼほぼ出勤しとらん。





理由は、



子供が~


役所の手続きが~


体調が~






風邪引きの体弱いうちでも、有給以外で休むんは年に数回や。



子供が、なら出勤日数減らせばええ。



役所の手続きが、なら午後から出勤すればええ。



体調が、なら休日にきちんと休め。(まさかの休んだ次の日からの休日明けに遊びの土産持ってきよったからな。)




時短は認めとるし、日数減らしても構わんでな。




あんたが突然休む度にうちが代わりしとんねん。




けど、うちが休んだってあんたは何もせーへん。


ただ、自分の仕事だけ。





こんな子持ち不要やんな。


寧ろ子供が可哀想やわ。



こんなんが母親ってな。




ほんま、なりたない見本やったらぎょーさんおるんやな。

Chapter192






Chapter192







鶏虎さんがエクセルで表を作ったらしいねんけど、その表を見た社長がな。



「ここ合計無いやん。相手に計算させたあかんやん。」



まぁ、社長の言い分は分かる。


合計無い表は見にくいからな。




けど、社長にだけは言われた無いわ~~



あんたはうちに尋ねるやん。



計算させるやん。




しかも、パソコン見りゃ分かることをイチイチうちに尋ねる。



あんたが社外で売上仕入見たいからゆーて、クラウドにしたんや!



無意味やん!




スマホも使いこなせてへんくせにな。




エクセルの印刷方法すら、自分で調べん。



自分の力が技術に追い付いてへん。




普通、分からんかったら自分で調べるやんな。




調べても分からんかったら、その後で聞くよな。



小学生ですら自分で辞書引くやんな。





あ~~~~~!!!



赤ちゃんからやり直せっ!

Chapter193






Chapter193







うちが帰ろうとした時(もちろん残業後)、鶏虎さんが何やら戻って来た。



「まだ残ってたんやね~。荷物出すん忘れててな!今思い出して慌てて戻って来たんよ。」



んで、何やら荷造り開始。



ちゅーても段ボール箱やのーて袋やから数分で終了。

………の間にうちは巻き込まれる前に退散や。



タイムカードも押してもーたしな。





次の日、なおす為に送り状探しとったんやけど所定位置にあれへん。(因みに所定位置、うちの机の上な。うちは帰る前にきちんとなおすから次の日にあるとしたら休みの日の分ぐらい。誰もなおさんしな。)




んで、鶏虎さんに聞いたら。



「ああ。ポストん中やろ。見てみ。」



ポ、ポスト!?



と思いながらも見たら入っとった。



その理由は単純明快。



荷物をシャッターの外に出して、鶏虎さんが帰ったからや。




鶏虎さん曰く、運送屋待ってられへんからやて。




お客さんの商品、やで?!


軽いもんやし風に飛ばされたり、ゴミ扱いされて持っていかれたりちゅー最悪な事態のことは考えへんのやろか?




なんでそない無責任に出来んのか理解不能やわ。

Chapter194






Chapter194







棺部さんって人を育てるちゅーんは止めといた方がええ気がすんねん。



電話のガチャ切りもそうやねんけど、段ボール箱の荷物や商品をなボンッて音がする程に投げ落とすねん。




しかも、非力のうちでも持てる、主婦なら持てる5キロ………いや2キロも無い重さのもんや。




確かにな、うちもな、投げ落とす時もあんねん。



ただそれは、海外とかから大量に荷物が入荷して、外に一列5ケースぐらい(それが6列ぐらいの量)積まれとって動かされへん場合や。



そんでも気を使ってソロッと下ろす。



たまに重さ(こん時のうちの場合は20キロ~30キロぐらい)に耐えきれんと手が滑って落ちてしまう程度や。





棺部さんは、物を大切に扱わなあかんって教えられとらんのやね。



子供の将来心配やわ。

Chapter195






Chapter195







棺部さんがよううちに得意先名聞きよる。




それはええねんけど、ただ、発注(Faxでしかも棺部さん管理)貰っとる得意先名も聞きよる。




仕事覚える気ゼロやんな。




先輩に電話出ろだの、入力済の伝票ほったらしてうちに整理押し付けるだの、入荷した荷物やFaxも分からんからうちに丸投げするだの、来客あっても無視するだの………




雑務や雑用疎かにするから覚えられへんねん。




うちも人の名前とか覚えんの苦手やねんけど、見知らぬ来客で得意先ぽかったら誰か聞いて顔と名前覚えるし、伝票整理や請求書全部しとるからうちの範囲やない得意先名も把握出来とる。




この間なんて、社長の下の名前分からずに聞いてきよったからな。(驚)




就職活動ん時にホームページとか見いひんのやろか。



企業研究とかせーへんのやろうか。





保育所繋がりみたいやし、就ければラッキーみたいな?




子供抱えて大変やねーん!子育て頑張ってんねん!あんたも子供おるから大変なん分かるやんな~、ちゅー悲劇のヒロイン的な?



同情で雇われる母親って…………

Chapter196






Chapter196







この間判明してんけど、ゴミ捨てって、うちの担当らしいわ。




棺部さんと鶏虎さんに社会人としての自覚あるんやろか~って、1回わざとゴミ捨てしないでおってん。(ちゅーか、うちは朝から大量出荷せなあかんかって、夕方の運送屋に間に合うかどうかの量や。←誰一人手伝おうとはせーへんしな。)



それが間違いやった。



まさかのゴミ業者に、



「鶏虎さん、今日は外のゴミ箱に詰め込まれてた分だけですかね?袋はこっちで閉じましたので替えの袋お願いしますね。」



って聞かれとった。



更には、



「榊さん、ゴミってもうしたやんな。もう無いやんな。」



何故かうちに確認。



知・る・か・っ!!!!!



「ゴミ…?あ~そう言えば今日はでしたね。荷物せなあかんので、それで頭一杯でしたね。(ニッコリ)」



って言って荷物の出荷に戻った。



その後は知らんけど、ゴミが無くなっとらんかったから、



ゴミ業者に取らせたゴミ箱分のみ!


後はそのまま放置!




ありえへんやろ……



しかも荷物は、社長命令の鶏虎さんからの押し付け。



体一つやのに、うちは何人分働いたらええねん……

Chapter197






Chapter197







棺部さんだけやのーて、鶏虎さんまでも、うちを先輩とみとらん。




うちが電話中に運送屋が来た。



もちろん鶏虎さんと棺部さんはおって、ノット電話やからどっちか出るやろ普通。



いつも棺部さんと鶏虎さんは、運送屋も来客も無視するから、申し訳無くてうちが出るけど。(うちの背にドアでうちの向かいの席が棺部さん、その隣が鶏虎さんやから声かけられな分からんうちより先に人影には気付く筈やねんけどなぁ…)





安心して電話を終わらせた直後!



「榊さん、運送屋来とるで。」




鶏虎さんの言葉に一瞬固まるうち。



いや、うち電話、あんたらノット電話。



子供の話で盛り上がっとったやんな?


仕事でも無く、子供の話で!




もしも鶏虎さんが言うならうちやのーて、棺部さんやしな。




これ以上運送屋待たせてしまうん申し訳無いから、うちが対応したけどな。



運送屋の運ちゃんに、急がせてごめんな、って言わせてもーた!




謝るのこっちやから!



ほんま申し訳無ないわっ!

Chapter198






Chapter198







会長が突然、



「外出る表作った?」



聞きよった。



なんのこっちゃ意味不明っ!



根拠強く、幼稚園児と対するようにやさぁーしく文章の意味を組み立てるまで繰り返し聞いたら、



外出時の行き先を書くホワイトボード的なものを鶏虎さんに頼んどったらしい。



……いや、うちに聞かれても………な感じで返したら、



「行き先分からんの不便やんか!はよ作れ!」



やってさ。



うち的には、



会長の方が空けること多い上に行き先不明やねんけど。



つか、自分のこと棚に上げるんなら、自分でホワイトボード作ればええ。




百均でも売っとるし。



命令だけって、うちは奴隷か。

Chapter199






Chapter199







社長が会長の息子やって改めて認識したことがあってん。





とあるホテルオープン時に、お客用の土産を大量に作ったんやけど、売れへんらしくて1回送った後は出荷出来んと在庫しとった商品があってん。(3年ぐらい)



7種類、4柄、各500枚ぐらいのがな。



縫製から上がってきたんを、タグ付けて、袋入れて、枚数数えて、きちんと在庫しとったんや。



って全部うちがしたんやけど。




んで、突然、社長が、



「管理用シール貼って出して。」



「管理用シール?何ですかそれ?」



「はぁ?榊さん持っとるやろ?」



「いや、持ってませんけど…」



「持っとるわ!俺、榊さんに見せたし渡したし。机の中見たんか?ちゃんと探したか?」



「(普段から整理整頓しとるから絶対無いから)机の中にはありませんし、渡されてません。」



結局、社長の勘違いで、見せたし渡したんは鶏虎さんやった。


呆れと怒りを抑えながらも



「いつまでですか?」



「今すぐ。」



「今すぐはちょっと……。出荷も支払いも入金もありますし。」



「1秒も無いんか?」

1秒…………?????




小学生が、何年何月何日地球が何回回った時?って言ってるようなもんやでな。



しかも言い方、会長とそっくり!




因みに、その管理用シール、不足も不足!!!



1シート50枚で、各種1シートのみ!




これで今すぐ出荷って、よう言えるよな。(怒)





何でも言えば自分の思い通りになると思おとる。



ならなかったら機嫌が悪くなり癇癪を起こす。



玩具やお菓子売り場の前で喚いとる、躾のなっとらん子供と一緒!




自分の勘違いミスも謝罪無しやしな。





高い地位の人間って、なんでこないに人間として最低なんやろか?



ここだけやと思いたいわ………

Chapter200






Chapter200







棺部さんが制服にするプリントの指示ミスした時の話や。




会社名が似た系列会社やねんけど、各会社によってちゃうプリントやねん。



鶏虎さんも間違えたらしいわ。



んで今回もやて。




ミスは1回で改善しろよっ!





しかも、そん時の2人の会話がまたありえへん……



「この制服のプリント、間違えちゃったんですよ~」



「あ~分かりづらいやんな~うちも間違えてん。」



「どないします?」



「まあ、似たり寄ったりなプリントやし、系列会社やし、見た目あんま分からんし、文句はそない言わんやろ。プリント屋のミスちゅーことで押し通そうか。」




プリント屋に責任転嫁?!!!!




どこまで仕入先を貶めりゃ気が済むんや……???




自分のミスぐらい反省しろよ!




つか、どう自分が被害者面出来るか考えるって………