◆
Chapter101
◆
Chapter101
◆
杵鏑さんが勤め始めて2ヶ月。
突然辞めよったっ!!!
体調不良やて。
まぁ、体調不良は仕方ないし、おってもおらんでも一緒やし。
ええねんけど。
ええねんけどっ!
…………はぁ。
◆
Chapter102
◆
Chapter102
◆
杵鏑さんが辞めて、鶏虎さんがやらへん仕事を更にやれへんくなった。
最近な、社長がなんや伝票入力出来たかとか、よう聞くようになってん。
まぁ、うちは伝票がきたらちゃんと計画的に入力しとるからかめへんねんけど。
イチイチ鬱陶しいけどな。
で、鶏虎さんの担当の伝票をな、鶏虎さんがやらへんと溜めとってん。
ほしたら、社長が一言。
「やってもろたらええやん。」
は?
で、鶏虎さんもうちに大量の伝票を押し付ける。
うち、これ以上他人の仕事せなあかんの?
尻拭いせなあかんの?
何も減らさんと増える一方で。
振る人間もおらん。
うち、スーパーマンちゃうねん。
ただの、人間やねん。
倒れても、問題ないでな。
◆
Chapter103
◆
Chapter103
◆
出金処理(Chapter6参照)がな、咫穢臀さん辞めた後は鶏虎さん入力になった仕入伝票。
これもまた入力間違いが多い!
しかも、未入力も!
せやから、修正どころか本人にゆわなあかん。
時間取るわー
面倒やわー
しかも、入力し忘れあるかもー
なんて言いやがる(言葉汚くなってもーた
しかも、(2回目
未入力のその伝票、自分で探しよらん!
「引き出し(未入力の伝票を入れとるとこ)見た?」
「間違ってカゴ(入力済で未売上の伝票を入れとるとこ)に入っとらんかった?」
「他に紛れとらんかった?」
うちが知るかっ!
うちが自分で入力して売上しとる商品の伝票やったら、場所決まっとるし、そこ無かったら電話して再発行してもらうし。
なんで、それが出来ひんねんっ!
引き出しとかカゴとかは、あんたが管理せなあかんとこや。
うちが知るわけない。
伝票だって、面倒がって、机に置きっぱ、クリアファイルに乱雑に入れっぱ、しとるからやろ!
自分で見ることすら出来ひんねんやったら、最初からやるな!
ちゃんと出来る人材を探せ!
◆
Chapter104
◆
Chapter104
◆
鶏虎さんって、会社より自分優先やねん。
週明けでな、出荷やら伝票やら溜まっとって、うちが誰もせーへんからあくせく働いとったんや。(あくせく働くんが仕事やねんけどな。
で、鶏虎さんはというと、学校が休みやったんやろう。
自分の子供の用事したいからって出て行きよったっ!
角橋さん外に出とって、必然的に電話やら来客やら荷物やら全部うちや!
そこまででもかなりやねんけど、戻ってきたらアポイントのある来客対応で時間経過。
結果………………、
「時間無いから、送り状と伝票作っといて!発注書机の上にあるから。」
………………。
まず、商品を準備したんはうちや。
計画的にして準備万端。
で、加えて、送り状と伝票もうちがやんの?
それって結局、全部やんっ!!
あんた何もしとらんやん!
自分の用事しかしとらん。
来客だって、アポイントあるなら分かりきっとるやんな?
なんで、自分を優先?
あんた社長の奥さんやろ?
自分の夫の会社やで?
他人に、無責任に、押し付けられる神経が分からん………!!
◆
Chapter105
◆
Chapter105
◆
2階に上がる時に、お客さんにだけ履いてもらうスリッパがあんねん。
それがな、片付けした時に捨ててしもうたらしくて無かってん。
古くなってたんは知っとったけど、無いなら無いってゆうてくれなうち分からんわっ!
会長にお客さん案内して、お客さんから言われて初めて気付いたわ!
で、数日後。
スリッパ出現っ!
しかし、前は布製だったのが……
ゴム製になっとった!
良い感じのやったらええねんけど、
安っぽい安っぽい!
めっちゃ安っぽいねん!
ほんまの値段知らんけど。
見た目はめっちゃ安っぽい!
あんなんお客さんに履かせるやなんて………
恥さらしやわ……
◆
Chapter106
◆
Chapter106
◆
襷苳さんからな、エプロン縫うのに使う付属品が無くなったから注文しとって、って頼まれたんや。
それ言われたん午後やったし、週末で次の日休みやから希望納期を週明けにして仕入先にFAXしたんや。
いつもは納期なんて入れへんけど、週末やから間違って次の日着いたらマズイからな。
で、週明け。
杤吐さんが、
「付属品まだ届けへんの?今日着かな間に合えへんよ。」
はぁ?
って思ったけど、とりあえず仕入先に問い合わせたら、
在庫無くてメーカー直送しか無いゆわれた。
メーカー直送やったら運賃かかるけど、しゃーないからそうしたけど。
け・ど!
杤吐さんがゆった言葉がありえへんねん!
◆
「なんで納期聞かんの?」
はぁぁぁあっ!!!
うちから納期なんて聞いたことないし、急ぐんなら襷苳さんがうちに頼む時に言えばええ。
そんくらいの管理すら出来ひんのか?
そうすれば、うちだって仕入先に電話したり、今回のように無かったら違う仕入先探すし。
いちいち聞かな分からんのか?
急ぎって、今日って聞いとらんよ。ってゆうたらな、
「あれ?そーやったっけ?あはは!」
襷苳さんは笑うだけ。
責任はうち。
うちが管理して、うちが発注しとるんやったら分かるで?
うちは上司やないねん!
もしうちが上司やったら、あんたらは部下や。
言うこと聞かん部下なんかありえへんわ!
結局、いちいち納期を聞く羽目になった。
襷苳さん達にも、仕入先にも。
電話が大変やから、FAXやのに、なんで電話しなあかんねん!
しかも、うちだけが!
エプロンのたたみはみんなの仕事、手伝うのは当然。
ってゆうくせに、
うちの仕事はうちしかせーへん。
もう、ええわ。
ええわ、もう…………
◆
Chapter107
◆
Chapter107
◆
杵鏑さんが辞めて早数ヶ月。
襷苳さんと杤吐さんから言われて、社長が採用に乗り出したんや。
たたみとアイロンのパートさんをな。
うちが散々ゆっても
「頼むな!」
で終わらしてたやつの一つを!
うち、そないに頑張らなあかんのやろか……
一人で。
◆
で、来た人誰やと思う???
正解は……………、
なんと、社長の子供が行っとる学童の友達のおばあちゃんやった!!!!
その名も、謖蚫(ショクホウ)さん。
60過ぎで、一人ドライブが好きらしい。
またまた、身内で固めよった!
もうええちゅーねん!
◆
Chapter108
◆
Chapter108
◆
謖蚫さんが入社して、ちょっと、ほんまちょっとだけマシになった。
何がって?
襷苳さん達が、自分の仕事を押し付けうちの仕事を圧迫するような行為がな!
つか、うちがしないのが本来なんやけど。
まぁ、無理か。
まぁ…、無理か…………
◆
Chapter109
◆
Chapter109
◆
謖蚫さんが入社して1ヶ月。
ずっと募集かけとった杵鏑さんの代わりが決まった。
…………んやけど。
やけど、や!
その人の引き継ぎに2ヶ月かかるらしい……
2ヶ月もかかるぐらいの凄い人がなんでうちに来るんやろ…??
もっと他にええとこあったやろうに……
◆
Chapter110
◆
Chapter110
◆
ほんで、2ヶ月後。
新人さんが来よったよ!
鄲鼈(タンベツ)さんゆーて、30代後半の新婚さんやで!
いつも愛妻弁当やねんて!
けど、何故か新婚多いなぁ~
なんでやろ?
まあ、うち的には、新婚はええねんけど、鄲鼈さんタバコ吸いよんねん。
誰一人吸いよらんかったのに!
外で吸いよるけど臭いですぐ分かるし…
別の意味で、ちょっちストレス発生やわ…
……ほんで!
仕事スタートや!
まずは鶏虎さんの仕事を覚えるんやと。
いつまで続くかなぁ~~
◆
Chapter111
◆
Chapter111
◆
さて、鄲鼈さんのカオスが徐々に見えてきたで!
まずは、電話と荷物。
杵鏑さんと同じ、電話は取らんし荷物は受け取らんし………
なんで、なんでやろ?
うちより年上で、うちより働いとる期間長いなのに。
やのに、なんで出来ひんねんやろ?
◆
それに荷物に貼る送り状な。
裏面に糊付いとって紙剥がして貼んねんけど、その紙は貼りやすいよーに真ん中に切れ目入ってんねん。
それをやで!
鄲鼈さんは片側だけ剥がして、もう片側は紙付けたまんま。
運送屋の運ちゃんも苦笑いやったわ。
こんなん小学生でも両方剥がすやろうに。
何がどうしてこうなったんか…
こっちが恥ずかしゅーて、理由聞かれへんかったわ……
◆
Chapter112
◆
Chapter112
◆
月一で、大量に出荷せなあかん得意先があんねん。
外国から箱で入荷すんねんけど、箱に書いとる商品の合計数量は合ってんねんけど中身が1袋に1枚とか1袋に2枚とかバラバラやねん。
それに最初気付かんと出荷してもーて、てんやわんややってん!
受注も商品の発注も角橋さんやねんけど、角橋さんも知らんくて大変大変!!!
まぁ、そこまでやったら日本と違って外国はきっちりしとらんから諦めんねんけど。
こっからや!
得意先の人が在庫把握したいからって、角橋さんが報告しとるみたいやねんけど、
入荷-出荷=在庫
やんか。
けど、在庫が合わん。
◆
なんでかって?
うちには理由が一目瞭然や!
最初、数を間違って出荷したんを棚卸しせんと次々入荷して、箱ごと押し込んどったら、そりゃ在庫合わんくなるやろ!
ほんで、合わん合わんってうちに文句を垂れる。
うちには、動かされへん箱の重さや。
積んどる箱を潰れん程度の……まあたまに潰れてまうけど、落としたり、中身を出すぐらいは出来る。
けど、動かされへん以上、手前の見えるとこの在庫しか数えられん。
それを理解出来とって、うちに丸投げしよる。
うちは箱に書いとる数字と、詰め込まれとるから数字見えんとこは箱の数(しかも個数も見た目)で数えるさかいに、きっちりは無理や。
そりゃ、合わんやろーがっ!!
◆
で、鄲鼈さんが来たから、鄲鼈さんに出してもろたんや。
送り状やら伝票やらはもちろんうちやけど。
前の日の早い時間に、大量にあるし最初で慣れんやろうから今日少ししてもええよ。って角橋さんがゆうたんや。
けど、鄲鼈さんはせーへんかった。
で、当日。
箱の出荷が大量にある時は、運送屋に一回取りに来てもらうねん。
他の企業さんのがあるさかいに、入らんかったら二度手間やからな。
それは昼過ぎやねんけど……
案の定間に合わんかった。
厳密に言えば、うちが間に合わなさそうやと判断して手伝ったからギリギリセーフやったんやけど。
うち、鄲鼈さんの上司ちゃうのんけど。
鄲鼈さんが部下やったら、ちゃんと進み具合確認すんねんけど。
角橋さん……ほったらかしや!
ほら、また、うちの手間が増えてゆく………
◆
Chapter113
◆
Chapter113
◆
前にゆーた日記(Chapter88参照)な、皆でし出して、鄲鼈さんも入社して半月経過した頃。
聞き捨てならん言葉が飛び交った。
「鄲鼈さんが来てから、毎日気持ち良う仕事が出来るわ~」
「そうそう掃除機も毎日かけてもろて。」
「外掃除なんて、向こうの方までしてるんやねぇ。」
「ゴミも集めてくれとるし、ほんま鄲鼈さんのお陰やね~」
………………(怒)
掃除機も外掃除もうちが入社してからずっとやっとったし、ゴミ集めに関してはいまだにうちやし。
お礼言われる為にやっとんのちゃうけど、なんかなぁ~
誰か一人は絶対見てくれてる………なんて、ここにはあれへん。
そんな甘甘なもん、あれへん。
ボランティアしに来とんちゃうねんけどな……
◆
Chapter114
◆
Chapter114
◆
蜀仙は、消防署にも迷惑かけとんねん。
消火器は期限切れ
非常灯無し
避難通路は荷物で通りにくい
避難口は荷物で埋まっとるか、人が通られへん上にある窓か
うちが勤めてから1年間に3回は来とる。
しかもおんなじ人が。
改善せーへんし、理解しとらんしで………
誠に申し訳ないっっ!!!
で、消火器買ったんはええねんけど、ネット購入やて。
消防署の人、呆れとったわ……
◆
Chapter115
◆
Chapter115
◆
得意先からエプロンの新作の依頼が来てん。
サンプルも作って、正式な発注書と生地も送ってもろて、裁断して、
さあ、縫おうかゆう時に、ネームの付け方が発注書に書かれとる絵だけじゃ分からんって縫い子さんから電話あって、得意先に問い合わせたんや。
ほしたら、得意先の人が
「それストップしてくれって、角橋さんにゆーてんけど?」
え゛っ!?
聞いてへんで!!
って思って、角橋さんにパスっ!
で、10分ほど話しとったんや。
◆
ストップの理由、なんか分かる???
なんと!
新作発注したんは得意先の社長みたいやねんけど、電話口の営業さんと揉めてるかららしいねん。
営業さんは、新作作ったって納品先が無いから止めてくれ。
得意先の社長は、新作で他の企業と差別化を図りたい。
らしいわ。
んでな、ここでいう他の企業ちゅーのは元会社やねん。
独立したんかしらんねんけど、この得意先と元会社の商品ほぼ一緒。
品番が同じなもんはまるっきり一緒。
違うんは品質表示に書かれとる会社名だけ。
両方作っとるんは、蜀仙。
間違えんようにすんの大変やから、新作の方がありがたいねんけど………
得意先の社長の独断……
蜀仙のカオス体質が移ってもーたかなぁ???
◆
Chapter116
◆
Chapter116
◆
蜀仙オリジナルエプロン用と
M社エプロン用に、
Eという生地とRという生地を在庫として置いてんねん。
EとRそれぞれ約10色、染めの関係上入荷は1色に付き10反以上。
それを社長が、
「生地在庫しとるんも無駄や。生地入れるん止めよか。Mには生地仕入れてもらって加工だけしよ。オリジナルは廃番な。」
いっちょまえに、廃番とか言い出しよった!
まぁ、生地発注すんのも、納期確認すんのも、進み具合確認すんのも、襷苳さんが言うアバウトな在庫で管理すんのも、たたむのも、梱包すんのも、出荷すんのも、伝票作んのも……
ぜーーーーんぶ、うちやから、
無くしてしもた方がええねんけどなっ!
◆
けどな、ただ廃番ってだけで終わらんのが蜀仙や。
廃番はええけど、
オリジナルとM社との生地在庫の兼ね合い
オリジナル在庫に受注残が出た場合
生地発注のタイミング
オリジナルを売っとる得意先への連絡
M社への単価の交渉
などなど、もろもろ、
なぁ~んも考えてへんねん!
うちが、
受注残出てます
生地在庫ありませんけど、どうします?
なんて一々聞かなあかん。
丸投げもせーへん。
口先だけや!
子供が夢語ってんちゃうねんで!
40越えたおっさんが、何しとんねん!
現実見ろちゅーねんっ!!!
◆
Chapter117
◆
Chapter117
◆
角橋さんが出掛けとって、うちが定時で帰ろうとした時の鄲鼈さんの一言。
「榊さん、もう帰るん?俺、時間になったら帰ろうと思っとってんけどなぁ。運送屋まだやし……」
はぁ?
何抜かしとるんや、こいつは。
うち、定時
鄲鼈さん、定時は1時間後
うち、1時間も無駄に残業しなあかんのか?
うち、定時過ぎとんのに運送屋待っとかなあかんのか?
待っとる運送屋は蜀仙の契約しとる運送屋で集荷がいっちゃん遅いから、出荷が重なっとる時は助かんねんけど、こういう時はネックやねん。
だから、事前に電話してはよ来てもらうねん。
因みに、うちが電話した。(本来は鄲鼈さんがせなあかんねんけどな。)
そこまでさせといて、うちが残業?!
あり得へんやろ!
運送屋は1時間内に来るちゅーねん!
こいつも、うちに押し付けよるんかいっ!
◆
Chapter118
◆
Chapter118
◆
はてさて、蜀仙も話題の民泊を始めよったで!
なんや知り合いがそんなんが好きらしい。
で、会社の近くに住んどった会長夫婦家を改造して民泊開始!
そのせいで、会長夫婦引っ越しするわ、会社休むわで迷惑やった~
あ、話戻そか。
民泊ゆうても、準備は角橋さんと鄲鼈さん、近所や得意先には内緒、民泊のサイトにも蜀仙の名前は無しで知り合いの名前で載っとるみたいや。
けど、滅多に外人なんか来る場所やないのに、一気に出たり入ったりして。
近所に説明せんかったら、信用失うと思うんはうちだけやろか?
民泊は法律上もグレーやて社長も認識しとるくせにな。
あ~会社はともかく従業員にだけは飛び火せんといてや!(切実
◆
Chapter119
◆
Chapter119
◆
会長の得意先の1つ(Sとするわな)に、海外で一括生産しとる商品があんねん。
その商品の在庫を会長は自分で付けてんねんけど………
それが面倒っ!
順に書くわな。
入社して少しして、在庫つけたいからとうちにエクセルで表を作らす。
↓
エクセルの使い方も知らず学習せず、一々うちの時間の邪魔をする。(ちゃんと一々懇切丁寧に教える。
↓
得意先Sは専用の伝票を書かなあかんねん。(面倒)
普段は綾牝さんか鶏虎さん、そして押し付けられるうちが書く。
↓
専用の伝票と発注書を見比べて記入漏れが無いか確かめながら、蜀仙の会計ソフトにうちが入力。
↓
専用の伝票か蜀仙の伝票か見て、会長がエクセルへ入力。
っていう流れやってん。
◆
けど…………
エクセルと実在庫が合わんって文句たれよった!
定期的に棚卸しもせんと、入荷時も確かめんとしとるからやろうがっ!
つか、鶏虎さん曰く、会長の商品は絶対差違が出るねんて。(無理やん!
で…………
綾牝さんが専用の伝票書いたら、売上するより先に会長に渡すことにした。
……んやけど!
会長入力遅いから一気に来るし、締め日にそんなことされたら締められへんし、会長常時おらんし。
で、結局、うちが先に入力することになったんや。
◆
…………それで終わらんかった!(はぁ…
やっぱり在庫が合わんって言い出しよった!(あ゛~面倒!
パソコンで自動的に出来ひんのかって言われたけど(押し付け!)、実在庫を入力せんとあかんのに言わんし、入荷と同時には仕入伝票けーへんし、入荷数言わんし。
無理やろ(呆
んで、
綾牝さんが専用の伝票書いたら会長に先に渡す。
↓
会長が印を押す。印無しは蜀仙の会計ソフトには入力しない。
↓
会計ソフト入力後、専用の伝票・蜀仙の伝票・発注書をセットにしてクリアファイルに入れ綾牝さんへ。
↓
専用の伝票も会長か綾牝さんが無くすんか知らんけど、会長が無い無い言うから鶏虎さんがうちが管理しろと押し付ける。(無いとうちのせいにされるか探さなあかんくてうちの時間が無くなるけど)
↓
で、綾牝さんが発注書と蜀仙の伝票を抜いて確認し終わったら、うちに戻ってくるから専用の伝票をファイリング。
そん時は、伝票(連番)の番号と会長の印と売上しとるかを確認。
今んとここれで落ち着いとるけど、この先どうなるやら。
どうなってもうちにとっては面倒でしかない(悩
◆
Chapter120
◆
Chapter120
◆
社長が流行に飛び付いた民泊あるやんか(Chapter118参照)
その泊まる予約日を鄲鼈さんが確認したみたいで鶏虎さんと話とった。
「そういや1月2日に予約入ってますけど、どうしますの?」
「それ民泊し出して少ししてから予約になってん。」
「あ~成る程。年始でも年末に準備しとけばっていう。けど、年末にも予約入ってますけど?」
「え?まじで!1月2日に出て、入って?準備どうすんねんやろ?」
「俺、嫁の実家に帰ってますわ。」
「普通そうやんな~!1月2日って普通あかんやろ。」
「ですよね。」
………………怒
民泊って、宿泊施設やで?
どこの世界に、稼ぎ時に休む宿泊施設があるかいな!
認識甘すぎるわ!(怒)
◆
ほんでもって、別の知り合いに施設は用意するから民泊を運営してくれゆーて、社長が引き受けてもーた!
しかも、そこの運営の代表やて(大丈夫かいな…)
で、その話の角橋さんと鄲鼈さんの会話。
「その施設、ここから遠いですよね?準備とか片付けとかどーするんですか?」
「うちは備品用意したり洗濯したりするだけらしい。片付けは簡単でええって。」
………………怒
簡単ってなに?
らしいってなに?
曖昧過ぎるわ!
絶対何か起きる。
問題が起きる。
その前に一抜けしたいぃぃいっ!
◆
Chapter121
◆
Chapter121
◆
民泊絡みでもう一個いこか。
鄲鼈さんの一言。
「泊まるんなら長く泊まりゃいーのに。入ってすぐ出るとか、準備が面倒や。」
てんてんてん………
じ、自己中過ぎる……
予約入れていただけてるの、有難いと思わんのか?
泊まっていただいてありがとうとか思わんのか?
うちが神経質なだけかなぁ??(悩
◆
そして、犯罪紛いのこともしよった!
泊まった外国人がノートを忘れてしまいよってん。
そん時のうちと鄲鼈さんの会話。
「榊さん、ノート使います?」
「なんでですか?」
「今日泊まった外人が、ノート忘れていきよったんやわ。あ、でも何か書いとるし、俺が使うわ。」
??????
疑問符イッパイやわ。
忘れていったノートを、使うやて?!
民泊の予約するホームページには会社の電話番号は載ってへん。
けど、社長にゆうたら知り合いに連絡ぐらいとるやろ。
ホームページに忘れもんやゆうて書き込みするとかあるやんか。
感想書くとこあんねんから。
遺失物横領やん!
あ゛~どないしよ…
犯罪に巻き込まれる(焦
◆
Chapter122
◆
Chapter122
◆
得意先がなんや客注があるらしくて、納期確認の電話が頻繁にくるねん。
それは襷苳さんが内職さんのやりとりとか自分の感覚でやっとるから、明確な納期がでーへんからやねん。
アバウトに、今週中とか月末とかで、残量も分からんし……
把握したいんやけど、社長や角橋さんがゆうてもきかんし……
電話口で謝んの、うちやねんけどなぁ(怒)
部下とかやったらちゃんと教育すんのになぁ~~
会社自体無能やから、大変!
つか、うちが、ひょっこのうちでも分かっとる常識を叩き込みたいけど、押し付けられとる状況じゃ無理やわ……
負のサイクル……………
◆
ほんで、客注の商品出した後に、納期確認が止んだからポロッと本音が漏れたんやろな。
次、縫う商品の話、杤吐さんとしとったんやろな。
襷苳さんが、
「次、何縫ったらええ?」
「やいやいゆうてたし、これな。」
………?????
チラッと見たら襷苳さんが指しとる商品は、客注の色ちがい。
しかも、そっちは何もゆうとらん。
つか、やいやいってなんやねん!
あんたらが納期守れんからやろうがっ!
うちがゆわんと、あ、忘れてた(笑)で済ませて結局うちに押し付けるやろうがっ!
自分の身は自分で守らなあかんな!
◆
Chapter123
◆
Chapter123
◆
襷苳さんでもう一個!
襷苳さんは、自分の仕事、うちに押し付けるって何回もゆうてきたけど…………
まさかの得意先にも押し付けよった!!!
ある商品に貼るシールが足らんかってん。
シールは得意先からの支給品やねんけど、毎回送られてくる生地(これも支給品)のメーター数がちがうねん。
そのメーター数によって裁ち枚数が毎回違うから、シールとかの付属も大体で貰うから足りんかったら追加貰うねんけど………
面倒やったんやろな。
「50枚ぐらいやから、そっち(得意先)で貼ってってゆうて。」
50枚ぐらい??
そっちで貼って??
ほんま、仕事なめとるやろ。
相手に貼らせるとかあり得へんっ!
それが出来るんは、相手から申し出てくれた時だけや!
頭、痛なってきたわ………
もちろん、シールを送ってもろて貼って出荷したで。
口が裂けても、そないな自己中な発言出来ひんわ!
◆
Chapter124
◆
Chapter124
◆
番濡雌さんはますます
親の襷苳さんに似てきよった!
ある日、番濡雌さんが出社時間になっても来てへんかった。
番濡雌さん、通勤車やから道路混んでんのかなぁ~なんて話しとってんけど………
実は違ったっ!
お昼過ぎに来た番濡雌さんに聞くと……………
「子供が熱出したんやけど、下がったから学校行かせて来たわ!」
なぬぅ?!
襷苳さん始め、他の人達は、良かっただの何だのってワイワイやっとった。
確かに大事やなくて良かったんやけど。
け・ど!
普通は一本電話入れるんちゃうん?
遅れるだの、休むだの、理由を!
終わり良ければ全て良し、なんてちゃうやろ!!
◆
Chapter125
◆
Chapter125
◆
襷苳さんは、ほんまに電話取りたくないらしい。
ある時、襷苳さんが社長にゆうた。
「あたしら電話取っても聞き取られへんし、仕事の手止まってまうから、電話出てる最中でも、保留して出て。」
はぁ?????
電話出てる最中に、なんで保留にして他の電話を取らなあかんねん!!!
非常識、自己中、極まりないわっ!
◆
結局、社長が笑いながら、
「そりゃ無理やろ~お客さんとのやり取りあるし。メモ置いとくさかいに、それで堪忍して。」
で落ち着いた。
笑いながら、は余計やけどな(怒
因みに、社長が自ら置くゆうたメモは一向に置く気配が無かった。
仕方ないから、うちが置いたったわ!
自分でゆったことすら出来んのかいっ!
◆
Chapter126
◆
Chapter126
◆
ついに、角橋さんもうちに責任を押し付けよった!
とある荷物を送る時、角橋さんが手書きで書いたもんを元に出荷したんや。
ほしたら、なんと!
2つの送り先でええのに、3つの送り先に出荷してもーたんや!
角橋さんが書いた手書きの内容は、
A(都市名) 〇〇・枚
B(会社名) 〇〇・枚
C(会社名) 〇〇・枚
やった。
けど、AとBは同じとこを指しとったらしい。
通常AはBやないねん。
Aは都市名やけど、D(会社名)のこと。
お客さんとも角橋さんともそれで成り立っとる。
つか、その説明してくれたん角橋さんやし。
◆
これって、うちが悪いんか?
AはDのことですよね?って確認せなあかんかったんか?
AイコールDで何回も出荷しとんねんけど。
いちいち確認したらよかったんか?
そないな奴おるか?
因みに、重たいもんやったさかいに、角橋さんと鄲鼈さんが出しよってんけど、枚数確認で角橋さんが聞きよってんけどな。
うち、AやのーてDってゆうてで会話しとってんけどな。
人の話聞いーとらんのかいな(呆
うちの話は誰も聞いーとらん(泣
◆
Chapter127
◆
Chapter127
◆
会長や社長の地位にいる人間って、従業員を召し使いか奴隷やと思おてんやろか?
何でも自分の思い通りに出来る思てんかな?
まあ、うちの会社だけやと思いたいわ…………
何故いきなりこんなことゆうたかというと…、まず会長からいこか。
◆
会長はほんま他人の時間を無駄にする。
普通、何か用事あって話しかけるやんか。
けど、相手が
「今忙しいから後にして。」
ってゆうたら、よほど急ぎちゅーか緊急事態やない限り後にするやんか。
普通は。
けど、会長は………
「10分で終わる。10分ぐらいや。たった10分や。」
しかも、うちに2階まで上がってこいやて。
何様!?
会長ってこんな自己中でなれんの?!
会長ってもっと尊敬出来る人のことやと思おててんけど(驚
秘書やないし、大会社でもない。
テレビで見る大会社や中小でも、素晴らしい人いっぱいおるんに。
なんで出来ひんねんやろ?
◆
次いで社長や。
まーほんと親子やわな。
日々実感しまくりやわ。
パソコンのな、ウイルス防ぐソフトが更新してください。って案内が表示されてたから社長にゆったんや。
去年は社長がほったらかしで更新出来んくて、何か新規契約になったらしいから。
ほしたら…………
なんやウイルス対策の分厚い説明書とIDとパスワードが書かれた案内書を渡されて、
「そこに書いてあるとこに電話して聞いて。」
はあ?
知らんし(怒
電話して聞いてって………
契約内容もなんも分からんに。
説明もなしに。
自分の家やったら自分で調べてするし、つかうちの父親でも言わんわっ!
◆
で、電話して聞いたら、申込書がホームページからダウンロード出来るからそれに記入して代理店で申し込みやて。
一応、親切心で最低限記入して社長に渡した。
んで、数日後。
年の瀬の金曜日。
仕事は今日までで、次の月曜日は大掃除って事やから、今日中に年明けの負担減らそうと頑張ってたんや。
この一週間かなり残業してな。
(因みに残業する羽目になってんのは、周りが押し付けた分をうちがきっちり片付けてしもうてるからや(泣)
ほしたら、
「ウイルスのんな、ネットでも出来るみたいやから、販売元の会社に電話して聞いて。代理店は面倒や。あと、期限は月曜日やから。」
◆
はあ??
今更なにゆーとんの?
ネットでも出来るみたい?
誰に聞いた?曖昧や!
期限は月曜日?
うち更新案内の通知来た時にゆうたよ?
1ヶ月ぐらい前やで?
代理店は面倒?
知らんがな!そのソフト選んだんあんたや!
電話したら営業時間外で、だったら月曜日にかけろと。
月曜日、仕事せんよーに今やっとんねんけど?
しかも、自分は出張やて。
いやいや、出張より前にゆうとるし。
1ヶ月間放置しとったんあんたやし。
なんでうちが、あんたの尻拭いせなあかんの?
社長なら社員の尻拭いやろ?
最終責任はあんたやろ?
つか、サポート切れたパソコン使こうてるのと個人情報が漏れる無料のアプリ使こうてる時点で
ウイルス対策とか必要あるんかいな(呆
Chapter101
◆
Chapter101
◆
杵鏑さんが勤め始めて2ヶ月。
突然辞めよったっ!!!
体調不良やて。
まぁ、体調不良は仕方ないし、おってもおらんでも一緒やし。
ええねんけど。
ええねんけどっ!
…………はぁ。
◆
Chapter102
◆
Chapter102
◆
杵鏑さんが辞めて、鶏虎さんがやらへん仕事を更にやれへんくなった。
最近な、社長がなんや伝票入力出来たかとか、よう聞くようになってん。
まぁ、うちは伝票がきたらちゃんと計画的に入力しとるからかめへんねんけど。
イチイチ鬱陶しいけどな。
で、鶏虎さんの担当の伝票をな、鶏虎さんがやらへんと溜めとってん。
ほしたら、社長が一言。
「やってもろたらええやん。」
は?
で、鶏虎さんもうちに大量の伝票を押し付ける。
うち、これ以上他人の仕事せなあかんの?
尻拭いせなあかんの?
何も減らさんと増える一方で。
振る人間もおらん。
うち、スーパーマンちゃうねん。
ただの、人間やねん。
倒れても、問題ないでな。
◆
Chapter103
◆
Chapter103
◆
出金処理(Chapter6参照)がな、咫穢臀さん辞めた後は鶏虎さん入力になった仕入伝票。
これもまた入力間違いが多い!
しかも、未入力も!
せやから、修正どころか本人にゆわなあかん。
時間取るわー
面倒やわー
しかも、入力し忘れあるかもー
なんて言いやがる(言葉汚くなってもーた
しかも、(2回目
未入力のその伝票、自分で探しよらん!
「引き出し(未入力の伝票を入れとるとこ)見た?」
「間違ってカゴ(入力済で未売上の伝票を入れとるとこ)に入っとらんかった?」
「他に紛れとらんかった?」
うちが知るかっ!
うちが自分で入力して売上しとる商品の伝票やったら、場所決まっとるし、そこ無かったら電話して再発行してもらうし。
なんで、それが出来ひんねんっ!
引き出しとかカゴとかは、あんたが管理せなあかんとこや。
うちが知るわけない。
伝票だって、面倒がって、机に置きっぱ、クリアファイルに乱雑に入れっぱ、しとるからやろ!
自分で見ることすら出来ひんねんやったら、最初からやるな!
ちゃんと出来る人材を探せ!
◆
Chapter104
◆
Chapter104
◆
鶏虎さんって、会社より自分優先やねん。
週明けでな、出荷やら伝票やら溜まっとって、うちが誰もせーへんからあくせく働いとったんや。(あくせく働くんが仕事やねんけどな。
で、鶏虎さんはというと、学校が休みやったんやろう。
自分の子供の用事したいからって出て行きよったっ!
角橋さん外に出とって、必然的に電話やら来客やら荷物やら全部うちや!
そこまででもかなりやねんけど、戻ってきたらアポイントのある来客対応で時間経過。
結果………………、
「時間無いから、送り状と伝票作っといて!発注書机の上にあるから。」
………………。
まず、商品を準備したんはうちや。
計画的にして準備万端。
で、加えて、送り状と伝票もうちがやんの?
それって結局、全部やんっ!!
あんた何もしとらんやん!
自分の用事しかしとらん。
来客だって、アポイントあるなら分かりきっとるやんな?
なんで、自分を優先?
あんた社長の奥さんやろ?
自分の夫の会社やで?
他人に、無責任に、押し付けられる神経が分からん………!!
◆
Chapter105
◆
Chapter105
◆
2階に上がる時に、お客さんにだけ履いてもらうスリッパがあんねん。
それがな、片付けした時に捨ててしもうたらしくて無かってん。
古くなってたんは知っとったけど、無いなら無いってゆうてくれなうち分からんわっ!
会長にお客さん案内して、お客さんから言われて初めて気付いたわ!
で、数日後。
スリッパ出現っ!
しかし、前は布製だったのが……
ゴム製になっとった!
良い感じのやったらええねんけど、
安っぽい安っぽい!
めっちゃ安っぽいねん!
ほんまの値段知らんけど。
見た目はめっちゃ安っぽい!
あんなんお客さんに履かせるやなんて………
恥さらしやわ……
◆
Chapter106
◆
Chapter106
◆
襷苳さんからな、エプロン縫うのに使う付属品が無くなったから注文しとって、って頼まれたんや。
それ言われたん午後やったし、週末で次の日休みやから希望納期を週明けにして仕入先にFAXしたんや。
いつもは納期なんて入れへんけど、週末やから間違って次の日着いたらマズイからな。
で、週明け。
杤吐さんが、
「付属品まだ届けへんの?今日着かな間に合えへんよ。」
はぁ?
って思ったけど、とりあえず仕入先に問い合わせたら、
在庫無くてメーカー直送しか無いゆわれた。
メーカー直送やったら運賃かかるけど、しゃーないからそうしたけど。
け・ど!
杤吐さんがゆった言葉がありえへんねん!
◆
「なんで納期聞かんの?」
はぁぁぁあっ!!!
うちから納期なんて聞いたことないし、急ぐんなら襷苳さんがうちに頼む時に言えばええ。
そんくらいの管理すら出来ひんのか?
そうすれば、うちだって仕入先に電話したり、今回のように無かったら違う仕入先探すし。
いちいち聞かな分からんのか?
急ぎって、今日って聞いとらんよ。ってゆうたらな、
「あれ?そーやったっけ?あはは!」
襷苳さんは笑うだけ。
責任はうち。
うちが管理して、うちが発注しとるんやったら分かるで?
うちは上司やないねん!
もしうちが上司やったら、あんたらは部下や。
言うこと聞かん部下なんかありえへんわ!
結局、いちいち納期を聞く羽目になった。
襷苳さん達にも、仕入先にも。
電話が大変やから、FAXやのに、なんで電話しなあかんねん!
しかも、うちだけが!
エプロンのたたみはみんなの仕事、手伝うのは当然。
ってゆうくせに、
うちの仕事はうちしかせーへん。
もう、ええわ。
ええわ、もう…………
◆
Chapter107
◆
Chapter107
◆
杵鏑さんが辞めて早数ヶ月。
襷苳さんと杤吐さんから言われて、社長が採用に乗り出したんや。
たたみとアイロンのパートさんをな。
うちが散々ゆっても
「頼むな!」
で終わらしてたやつの一つを!
うち、そないに頑張らなあかんのやろか……
一人で。
◆
で、来た人誰やと思う???
正解は……………、
なんと、社長の子供が行っとる学童の友達のおばあちゃんやった!!!!
その名も、謖蚫(ショクホウ)さん。
60過ぎで、一人ドライブが好きらしい。
またまた、身内で固めよった!
もうええちゅーねん!
◆
Chapter108
◆
Chapter108
◆
謖蚫さんが入社して、ちょっと、ほんまちょっとだけマシになった。
何がって?
襷苳さん達が、自分の仕事を押し付けうちの仕事を圧迫するような行為がな!
つか、うちがしないのが本来なんやけど。
まぁ、無理か。
まぁ…、無理か…………
◆
Chapter109
◆
Chapter109
◆
謖蚫さんが入社して1ヶ月。
ずっと募集かけとった杵鏑さんの代わりが決まった。
…………んやけど。
やけど、や!
その人の引き継ぎに2ヶ月かかるらしい……
2ヶ月もかかるぐらいの凄い人がなんでうちに来るんやろ…??
もっと他にええとこあったやろうに……
◆
Chapter110
◆
Chapter110
◆
ほんで、2ヶ月後。
新人さんが来よったよ!
鄲鼈(タンベツ)さんゆーて、30代後半の新婚さんやで!
いつも愛妻弁当やねんて!
けど、何故か新婚多いなぁ~
なんでやろ?
まあ、うち的には、新婚はええねんけど、鄲鼈さんタバコ吸いよんねん。
誰一人吸いよらんかったのに!
外で吸いよるけど臭いですぐ分かるし…
別の意味で、ちょっちストレス発生やわ…
……ほんで!
仕事スタートや!
まずは鶏虎さんの仕事を覚えるんやと。
いつまで続くかなぁ~~
◆
Chapter111
◆
Chapter111
◆
さて、鄲鼈さんのカオスが徐々に見えてきたで!
まずは、電話と荷物。
杵鏑さんと同じ、電話は取らんし荷物は受け取らんし………
なんで、なんでやろ?
うちより年上で、うちより働いとる期間長いなのに。
やのに、なんで出来ひんねんやろ?
◆
それに荷物に貼る送り状な。
裏面に糊付いとって紙剥がして貼んねんけど、その紙は貼りやすいよーに真ん中に切れ目入ってんねん。
それをやで!
鄲鼈さんは片側だけ剥がして、もう片側は紙付けたまんま。
運送屋の運ちゃんも苦笑いやったわ。
こんなん小学生でも両方剥がすやろうに。
何がどうしてこうなったんか…
こっちが恥ずかしゅーて、理由聞かれへんかったわ……
◆
Chapter112
◆
Chapter112
◆
月一で、大量に出荷せなあかん得意先があんねん。
外国から箱で入荷すんねんけど、箱に書いとる商品の合計数量は合ってんねんけど中身が1袋に1枚とか1袋に2枚とかバラバラやねん。
それに最初気付かんと出荷してもーて、てんやわんややってん!
受注も商品の発注も角橋さんやねんけど、角橋さんも知らんくて大変大変!!!
まぁ、そこまでやったら日本と違って外国はきっちりしとらんから諦めんねんけど。
こっからや!
得意先の人が在庫把握したいからって、角橋さんが報告しとるみたいやねんけど、
入荷-出荷=在庫
やんか。
けど、在庫が合わん。
◆
なんでかって?
うちには理由が一目瞭然や!
最初、数を間違って出荷したんを棚卸しせんと次々入荷して、箱ごと押し込んどったら、そりゃ在庫合わんくなるやろ!
ほんで、合わん合わんってうちに文句を垂れる。
うちには、動かされへん箱の重さや。
積んどる箱を潰れん程度の……まあたまに潰れてまうけど、落としたり、中身を出すぐらいは出来る。
けど、動かされへん以上、手前の見えるとこの在庫しか数えられん。
それを理解出来とって、うちに丸投げしよる。
うちは箱に書いとる数字と、詰め込まれとるから数字見えんとこは箱の数(しかも個数も見た目)で数えるさかいに、きっちりは無理や。
そりゃ、合わんやろーがっ!!
◆
で、鄲鼈さんが来たから、鄲鼈さんに出してもろたんや。
送り状やら伝票やらはもちろんうちやけど。
前の日の早い時間に、大量にあるし最初で慣れんやろうから今日少ししてもええよ。って角橋さんがゆうたんや。
けど、鄲鼈さんはせーへんかった。
で、当日。
箱の出荷が大量にある時は、運送屋に一回取りに来てもらうねん。
他の企業さんのがあるさかいに、入らんかったら二度手間やからな。
それは昼過ぎやねんけど……
案の定間に合わんかった。
厳密に言えば、うちが間に合わなさそうやと判断して手伝ったからギリギリセーフやったんやけど。
うち、鄲鼈さんの上司ちゃうのんけど。
鄲鼈さんが部下やったら、ちゃんと進み具合確認すんねんけど。
角橋さん……ほったらかしや!
ほら、また、うちの手間が増えてゆく………
◆
Chapter113
◆
Chapter113
◆
前にゆーた日記(Chapter88参照)な、皆でし出して、鄲鼈さんも入社して半月経過した頃。
聞き捨てならん言葉が飛び交った。
「鄲鼈さんが来てから、毎日気持ち良う仕事が出来るわ~」
「そうそう掃除機も毎日かけてもろて。」
「外掃除なんて、向こうの方までしてるんやねぇ。」
「ゴミも集めてくれとるし、ほんま鄲鼈さんのお陰やね~」
………………(怒)
掃除機も外掃除もうちが入社してからずっとやっとったし、ゴミ集めに関してはいまだにうちやし。
お礼言われる為にやっとんのちゃうけど、なんかなぁ~
誰か一人は絶対見てくれてる………なんて、ここにはあれへん。
そんな甘甘なもん、あれへん。
ボランティアしに来とんちゃうねんけどな……
◆
Chapter114
◆
Chapter114
◆
蜀仙は、消防署にも迷惑かけとんねん。
消火器は期限切れ
非常灯無し
避難通路は荷物で通りにくい
避難口は荷物で埋まっとるか、人が通られへん上にある窓か
うちが勤めてから1年間に3回は来とる。
しかもおんなじ人が。
改善せーへんし、理解しとらんしで………
誠に申し訳ないっっ!!!
で、消火器買ったんはええねんけど、ネット購入やて。
消防署の人、呆れとったわ……
◆
Chapter115
◆
Chapter115
◆
得意先からエプロンの新作の依頼が来てん。
サンプルも作って、正式な発注書と生地も送ってもろて、裁断して、
さあ、縫おうかゆう時に、ネームの付け方が発注書に書かれとる絵だけじゃ分からんって縫い子さんから電話あって、得意先に問い合わせたんや。
ほしたら、得意先の人が
「それストップしてくれって、角橋さんにゆーてんけど?」
え゛っ!?
聞いてへんで!!
って思って、角橋さんにパスっ!
で、10分ほど話しとったんや。
◆
ストップの理由、なんか分かる???
なんと!
新作発注したんは得意先の社長みたいやねんけど、電話口の営業さんと揉めてるかららしいねん。
営業さんは、新作作ったって納品先が無いから止めてくれ。
得意先の社長は、新作で他の企業と差別化を図りたい。
らしいわ。
んでな、ここでいう他の企業ちゅーのは元会社やねん。
独立したんかしらんねんけど、この得意先と元会社の商品ほぼ一緒。
品番が同じなもんはまるっきり一緒。
違うんは品質表示に書かれとる会社名だけ。
両方作っとるんは、蜀仙。
間違えんようにすんの大変やから、新作の方がありがたいねんけど………
得意先の社長の独断……
蜀仙のカオス体質が移ってもーたかなぁ???
◆
Chapter116
◆
Chapter116
◆
蜀仙オリジナルエプロン用と
M社エプロン用に、
Eという生地とRという生地を在庫として置いてんねん。
EとRそれぞれ約10色、染めの関係上入荷は1色に付き10反以上。
それを社長が、
「生地在庫しとるんも無駄や。生地入れるん止めよか。Mには生地仕入れてもらって加工だけしよ。オリジナルは廃番な。」
いっちょまえに、廃番とか言い出しよった!
まぁ、生地発注すんのも、納期確認すんのも、進み具合確認すんのも、襷苳さんが言うアバウトな在庫で管理すんのも、たたむのも、梱包すんのも、出荷すんのも、伝票作んのも……
ぜーーーーんぶ、うちやから、
無くしてしもた方がええねんけどなっ!
◆
けどな、ただ廃番ってだけで終わらんのが蜀仙や。
廃番はええけど、
オリジナルとM社との生地在庫の兼ね合い
オリジナル在庫に受注残が出た場合
生地発注のタイミング
オリジナルを売っとる得意先への連絡
M社への単価の交渉
などなど、もろもろ、
なぁ~んも考えてへんねん!
うちが、
受注残出てます
生地在庫ありませんけど、どうします?
なんて一々聞かなあかん。
丸投げもせーへん。
口先だけや!
子供が夢語ってんちゃうねんで!
40越えたおっさんが、何しとんねん!
現実見ろちゅーねんっ!!!
◆
Chapter117
◆
Chapter117
◆
角橋さんが出掛けとって、うちが定時で帰ろうとした時の鄲鼈さんの一言。
「榊さん、もう帰るん?俺、時間になったら帰ろうと思っとってんけどなぁ。運送屋まだやし……」
はぁ?
何抜かしとるんや、こいつは。
うち、定時
鄲鼈さん、定時は1時間後
うち、1時間も無駄に残業しなあかんのか?
うち、定時過ぎとんのに運送屋待っとかなあかんのか?
待っとる運送屋は蜀仙の契約しとる運送屋で集荷がいっちゃん遅いから、出荷が重なっとる時は助かんねんけど、こういう時はネックやねん。
だから、事前に電話してはよ来てもらうねん。
因みに、うちが電話した。(本来は鄲鼈さんがせなあかんねんけどな。)
そこまでさせといて、うちが残業?!
あり得へんやろ!
運送屋は1時間内に来るちゅーねん!
こいつも、うちに押し付けよるんかいっ!
◆
Chapter118
◆
Chapter118
◆
はてさて、蜀仙も話題の民泊を始めよったで!
なんや知り合いがそんなんが好きらしい。
で、会社の近くに住んどった会長夫婦家を改造して民泊開始!
そのせいで、会長夫婦引っ越しするわ、会社休むわで迷惑やった~
あ、話戻そか。
民泊ゆうても、準備は角橋さんと鄲鼈さん、近所や得意先には内緒、民泊のサイトにも蜀仙の名前は無しで知り合いの名前で載っとるみたいや。
けど、滅多に外人なんか来る場所やないのに、一気に出たり入ったりして。
近所に説明せんかったら、信用失うと思うんはうちだけやろか?
民泊は法律上もグレーやて社長も認識しとるくせにな。
あ~会社はともかく従業員にだけは飛び火せんといてや!(切実
◆
Chapter119
◆
Chapter119
◆
会長の得意先の1つ(Sとするわな)に、海外で一括生産しとる商品があんねん。
その商品の在庫を会長は自分で付けてんねんけど………
それが面倒っ!
順に書くわな。
入社して少しして、在庫つけたいからとうちにエクセルで表を作らす。
↓
エクセルの使い方も知らず学習せず、一々うちの時間の邪魔をする。(ちゃんと一々懇切丁寧に教える。
↓
得意先Sは専用の伝票を書かなあかんねん。(面倒)
普段は綾牝さんか鶏虎さん、そして押し付けられるうちが書く。
↓
専用の伝票と発注書を見比べて記入漏れが無いか確かめながら、蜀仙の会計ソフトにうちが入力。
↓
専用の伝票か蜀仙の伝票か見て、会長がエクセルへ入力。
っていう流れやってん。
◆
けど…………
エクセルと実在庫が合わんって文句たれよった!
定期的に棚卸しもせんと、入荷時も確かめんとしとるからやろうがっ!
つか、鶏虎さん曰く、会長の商品は絶対差違が出るねんて。(無理やん!
で…………
綾牝さんが専用の伝票書いたら、売上するより先に会長に渡すことにした。
……んやけど!
会長入力遅いから一気に来るし、締め日にそんなことされたら締められへんし、会長常時おらんし。
で、結局、うちが先に入力することになったんや。
◆
…………それで終わらんかった!(はぁ…
やっぱり在庫が合わんって言い出しよった!(あ゛~面倒!
パソコンで自動的に出来ひんのかって言われたけど(押し付け!)、実在庫を入力せんとあかんのに言わんし、入荷と同時には仕入伝票けーへんし、入荷数言わんし。
無理やろ(呆
んで、
綾牝さんが専用の伝票書いたら会長に先に渡す。
↓
会長が印を押す。印無しは蜀仙の会計ソフトには入力しない。
↓
会計ソフト入力後、専用の伝票・蜀仙の伝票・発注書をセットにしてクリアファイルに入れ綾牝さんへ。
↓
専用の伝票も会長か綾牝さんが無くすんか知らんけど、会長が無い無い言うから鶏虎さんがうちが管理しろと押し付ける。(無いとうちのせいにされるか探さなあかんくてうちの時間が無くなるけど)
↓
で、綾牝さんが発注書と蜀仙の伝票を抜いて確認し終わったら、うちに戻ってくるから専用の伝票をファイリング。
そん時は、伝票(連番)の番号と会長の印と売上しとるかを確認。
今んとここれで落ち着いとるけど、この先どうなるやら。
どうなってもうちにとっては面倒でしかない(悩
◆
Chapter120
◆
Chapter120
◆
社長が流行に飛び付いた民泊あるやんか(Chapter118参照)
その泊まる予約日を鄲鼈さんが確認したみたいで鶏虎さんと話とった。
「そういや1月2日に予約入ってますけど、どうしますの?」
「それ民泊し出して少ししてから予約になってん。」
「あ~成る程。年始でも年末に準備しとけばっていう。けど、年末にも予約入ってますけど?」
「え?まじで!1月2日に出て、入って?準備どうすんねんやろ?」
「俺、嫁の実家に帰ってますわ。」
「普通そうやんな~!1月2日って普通あかんやろ。」
「ですよね。」
………………怒
民泊って、宿泊施設やで?
どこの世界に、稼ぎ時に休む宿泊施設があるかいな!
認識甘すぎるわ!(怒)
◆
ほんでもって、別の知り合いに施設は用意するから民泊を運営してくれゆーて、社長が引き受けてもーた!
しかも、そこの運営の代表やて(大丈夫かいな…)
で、その話の角橋さんと鄲鼈さんの会話。
「その施設、ここから遠いですよね?準備とか片付けとかどーするんですか?」
「うちは備品用意したり洗濯したりするだけらしい。片付けは簡単でええって。」
………………怒
簡単ってなに?
らしいってなに?
曖昧過ぎるわ!
絶対何か起きる。
問題が起きる。
その前に一抜けしたいぃぃいっ!
◆
Chapter121
◆
Chapter121
◆
民泊絡みでもう一個いこか。
鄲鼈さんの一言。
「泊まるんなら長く泊まりゃいーのに。入ってすぐ出るとか、準備が面倒や。」
てんてんてん………
じ、自己中過ぎる……
予約入れていただけてるの、有難いと思わんのか?
泊まっていただいてありがとうとか思わんのか?
うちが神経質なだけかなぁ??(悩
◆
そして、犯罪紛いのこともしよった!
泊まった外国人がノートを忘れてしまいよってん。
そん時のうちと鄲鼈さんの会話。
「榊さん、ノート使います?」
「なんでですか?」
「今日泊まった外人が、ノート忘れていきよったんやわ。あ、でも何か書いとるし、俺が使うわ。」
??????
疑問符イッパイやわ。
忘れていったノートを、使うやて?!
民泊の予約するホームページには会社の電話番号は載ってへん。
けど、社長にゆうたら知り合いに連絡ぐらいとるやろ。
ホームページに忘れもんやゆうて書き込みするとかあるやんか。
感想書くとこあんねんから。
遺失物横領やん!
あ゛~どないしよ…
犯罪に巻き込まれる(焦
◆
Chapter122
◆
Chapter122
◆
得意先がなんや客注があるらしくて、納期確認の電話が頻繁にくるねん。
それは襷苳さんが内職さんのやりとりとか自分の感覚でやっとるから、明確な納期がでーへんからやねん。
アバウトに、今週中とか月末とかで、残量も分からんし……
把握したいんやけど、社長や角橋さんがゆうてもきかんし……
電話口で謝んの、うちやねんけどなぁ(怒)
部下とかやったらちゃんと教育すんのになぁ~~
会社自体無能やから、大変!
つか、うちが、ひょっこのうちでも分かっとる常識を叩き込みたいけど、押し付けられとる状況じゃ無理やわ……
負のサイクル……………
◆
ほんで、客注の商品出した後に、納期確認が止んだからポロッと本音が漏れたんやろな。
次、縫う商品の話、杤吐さんとしとったんやろな。
襷苳さんが、
「次、何縫ったらええ?」
「やいやいゆうてたし、これな。」
………?????
チラッと見たら襷苳さんが指しとる商品は、客注の色ちがい。
しかも、そっちは何もゆうとらん。
つか、やいやいってなんやねん!
あんたらが納期守れんからやろうがっ!
うちがゆわんと、あ、忘れてた(笑)で済ませて結局うちに押し付けるやろうがっ!
自分の身は自分で守らなあかんな!
◆
Chapter123
◆
Chapter123
◆
襷苳さんでもう一個!
襷苳さんは、自分の仕事、うちに押し付けるって何回もゆうてきたけど…………
まさかの得意先にも押し付けよった!!!
ある商品に貼るシールが足らんかってん。
シールは得意先からの支給品やねんけど、毎回送られてくる生地(これも支給品)のメーター数がちがうねん。
そのメーター数によって裁ち枚数が毎回違うから、シールとかの付属も大体で貰うから足りんかったら追加貰うねんけど………
面倒やったんやろな。
「50枚ぐらいやから、そっち(得意先)で貼ってってゆうて。」
50枚ぐらい??
そっちで貼って??
ほんま、仕事なめとるやろ。
相手に貼らせるとかあり得へんっ!
それが出来るんは、相手から申し出てくれた時だけや!
頭、痛なってきたわ………
もちろん、シールを送ってもろて貼って出荷したで。
口が裂けても、そないな自己中な発言出来ひんわ!
◆
Chapter124
◆
Chapter124
◆
番濡雌さんはますます
親の襷苳さんに似てきよった!
ある日、番濡雌さんが出社時間になっても来てへんかった。
番濡雌さん、通勤車やから道路混んでんのかなぁ~なんて話しとってんけど………
実は違ったっ!
お昼過ぎに来た番濡雌さんに聞くと……………
「子供が熱出したんやけど、下がったから学校行かせて来たわ!」
なぬぅ?!
襷苳さん始め、他の人達は、良かっただの何だのってワイワイやっとった。
確かに大事やなくて良かったんやけど。
け・ど!
普通は一本電話入れるんちゃうん?
遅れるだの、休むだの、理由を!
終わり良ければ全て良し、なんてちゃうやろ!!
◆
Chapter125
◆
Chapter125
◆
襷苳さんは、ほんまに電話取りたくないらしい。
ある時、襷苳さんが社長にゆうた。
「あたしら電話取っても聞き取られへんし、仕事の手止まってまうから、電話出てる最中でも、保留して出て。」
はぁ?????
電話出てる最中に、なんで保留にして他の電話を取らなあかんねん!!!
非常識、自己中、極まりないわっ!
◆
結局、社長が笑いながら、
「そりゃ無理やろ~お客さんとのやり取りあるし。メモ置いとくさかいに、それで堪忍して。」
で落ち着いた。
笑いながら、は余計やけどな(怒
因みに、社長が自ら置くゆうたメモは一向に置く気配が無かった。
仕方ないから、うちが置いたったわ!
自分でゆったことすら出来んのかいっ!
◆
Chapter126
◆
Chapter126
◆
ついに、角橋さんもうちに責任を押し付けよった!
とある荷物を送る時、角橋さんが手書きで書いたもんを元に出荷したんや。
ほしたら、なんと!
2つの送り先でええのに、3つの送り先に出荷してもーたんや!
角橋さんが書いた手書きの内容は、
A(都市名) 〇〇・枚
B(会社名) 〇〇・枚
C(会社名) 〇〇・枚
やった。
けど、AとBは同じとこを指しとったらしい。
通常AはBやないねん。
Aは都市名やけど、D(会社名)のこと。
お客さんとも角橋さんともそれで成り立っとる。
つか、その説明してくれたん角橋さんやし。
◆
これって、うちが悪いんか?
AはDのことですよね?って確認せなあかんかったんか?
AイコールDで何回も出荷しとんねんけど。
いちいち確認したらよかったんか?
そないな奴おるか?
因みに、重たいもんやったさかいに、角橋さんと鄲鼈さんが出しよってんけど、枚数確認で角橋さんが聞きよってんけどな。
うち、AやのーてDってゆうてで会話しとってんけどな。
人の話聞いーとらんのかいな(呆
うちの話は誰も聞いーとらん(泣
◆
Chapter127
◆
Chapter127
◆
会長や社長の地位にいる人間って、従業員を召し使いか奴隷やと思おてんやろか?
何でも自分の思い通りに出来る思てんかな?
まあ、うちの会社だけやと思いたいわ…………
何故いきなりこんなことゆうたかというと…、まず会長からいこか。
◆
会長はほんま他人の時間を無駄にする。
普通、何か用事あって話しかけるやんか。
けど、相手が
「今忙しいから後にして。」
ってゆうたら、よほど急ぎちゅーか緊急事態やない限り後にするやんか。
普通は。
けど、会長は………
「10分で終わる。10分ぐらいや。たった10分や。」
しかも、うちに2階まで上がってこいやて。
何様!?
会長ってこんな自己中でなれんの?!
会長ってもっと尊敬出来る人のことやと思おててんけど(驚
秘書やないし、大会社でもない。
テレビで見る大会社や中小でも、素晴らしい人いっぱいおるんに。
なんで出来ひんねんやろ?
◆
次いで社長や。
まーほんと親子やわな。
日々実感しまくりやわ。
パソコンのな、ウイルス防ぐソフトが更新してください。って案内が表示されてたから社長にゆったんや。
去年は社長がほったらかしで更新出来んくて、何か新規契約になったらしいから。
ほしたら…………
なんやウイルス対策の分厚い説明書とIDとパスワードが書かれた案内書を渡されて、
「そこに書いてあるとこに電話して聞いて。」
はあ?
知らんし(怒
電話して聞いてって………
契約内容もなんも分からんに。
説明もなしに。
自分の家やったら自分で調べてするし、つかうちの父親でも言わんわっ!
◆
で、電話して聞いたら、申込書がホームページからダウンロード出来るからそれに記入して代理店で申し込みやて。
一応、親切心で最低限記入して社長に渡した。
んで、数日後。
年の瀬の金曜日。
仕事は今日までで、次の月曜日は大掃除って事やから、今日中に年明けの負担減らそうと頑張ってたんや。
この一週間かなり残業してな。
(因みに残業する羽目になってんのは、周りが押し付けた分をうちがきっちり片付けてしもうてるからや(泣)
ほしたら、
「ウイルスのんな、ネットでも出来るみたいやから、販売元の会社に電話して聞いて。代理店は面倒や。あと、期限は月曜日やから。」
◆
はあ??
今更なにゆーとんの?
ネットでも出来るみたい?
誰に聞いた?曖昧や!
期限は月曜日?
うち更新案内の通知来た時にゆうたよ?
1ヶ月ぐらい前やで?
代理店は面倒?
知らんがな!そのソフト選んだんあんたや!
電話したら営業時間外で、だったら月曜日にかけろと。
月曜日、仕事せんよーに今やっとんねんけど?
しかも、自分は出張やて。
いやいや、出張より前にゆうとるし。
1ヶ月間放置しとったんあんたやし。
なんでうちが、あんたの尻拭いせなあかんの?
社長なら社員の尻拭いやろ?
最終責任はあんたやろ?
つか、サポート切れたパソコン使こうてるのと個人情報が漏れる無料のアプリ使こうてる時点で
ウイルス対策とか必要あるんかいな(呆