Chapter301





Chapter301







社長はやることなすこと、自己中で的外ればっかりや。







うちが入社当時以前から、1階倉庫の奥の壁や玄関の壁から雨漏りしとるらしい。




角橋さんも諦めとるらしくタオルで防ぐのみ。



会長は会長で、雨漏りしとるからなんとかしろ、と気付いたくせに自分でせんと押し付けやし。






ほんで、(うちが入社して)数年経った頃、なんや調査の人が来よった。





見て回っとっただけやから、



これから何年経てば、いや何十年経てば、工事に着手するんやろかね。

トイレも今は古くさいタイル張りの和式やねんな。



それを駅みたいに綺麗にしたいらしい。




理由は、お客さんが来た時に見栄えが悪いからやて。




見栄張りたいだけかいな・・・





しかも、男女が近いとおならも出来ひんやろ(笑)とか言いよった。






さすがの茂籾さんも苦笑いや・・・・





お客さんなんて滅多にトイレ使わんし。







気づく点まるでちゃうし、理由も自分本位、的外れやわ~~~~~

Chapter302





Chapter302







蜀仙の奴らは、成長意欲が皆無や。







うちにはな、要尺や付属の種類なんかを覚えろと強要するくせに、あいつらは何一つ覚えようとせーへん。







何回思おたか、やわ。








年寄りだから、やて。





そのくせ、年寄りを大事にしろ、敬え、従えって。







年食っただけのやつって自分から強要せんと、大事にされへんし、敬ってもらわれへんからやろな。





何歳になっても年関係なく、人なりを見て判断される。



んで、蜀仙では若者でも、うちは子供から見れば年寄り部類やんか。





やから、うちだけは、年下で後輩の宿紡くんにも、年上で後輩の茂籾さんや古妬さんにも、敬語や。



(宿紡くんだけ君付けなんは、名字やったらややこしいからしゃーなしに皆の呼び方に合わせた。)





社会人としたら、仕事上は敬語なんて普通やんか。







何故、それが出来ひんねや・・・・??




年食ったんやろ?





大事にしてもらえるだけの人なんやろ?





敬ってもらえるだけの人なんやろ?





そんだけの人物やったら、自然と大事に敬ってもらえる。





それが不自然に従えないといかんねんやったら、それはその程度とゆうこっちゃで。

Chapter303





Chapter303







ある日の朝礼で、社長が、




「茂籾さんの対応がいいって褒められたで!榊さんも見習いや!」





やて。








そりゃそうやわな。


やって、


茂籾さんは縫製挟まないから、直接褒められる。




うちは縫製挟むから、縫製のみ褒められる。






角橋さんは、社長と得意先と接するから分かるし、



襷苳さん、杤吐さん、妻傳さん、番濡雌さんはミシンやし、



古妬さんは、たたみやアイロンやし、




宿紡くんは、襷苳さん達が褒めるから社長も褒める。










うちはどんなにしても、評価は無し。








茂籾さん担当は、グループ企業の得意先で社長同士よく会っとる。





しかし、うちの担当は蜷縄さんが担当しとったさかい、社長はまるで関心なし、得意先会社に顔を出さんでも発注くるし、頑張ってるんは縫製、クレームも納期も全部角橋さんはうちに押し付けるけどうちが解決しても角橋さんはそうかで終わり、社長は角橋さんを褒める。










採算合わんから加工料の値上げを交渉して欲しいとゆうても、裁断屋が一つなんは危ないとゆうても、なんも行動せん。



襷苳さんが加工料値上げをやいやいゆうが、社長に直接ゆえばええんに、自分が悪者になりたないからうちにゆえと強要。








別にお客さんや得意先に、直接褒められる為にしとるんやないけど、(事務員なんてそういう立場やろ、他の企業やったら売上あげる営業が褒められるみたいに。)






ただ、上司や社長はちゃんと評価せなあかん。





事務員であろうと、営業であろうと、な。







それが、出来ひん。





それが、蜀仙やな。

そういや、襷苳さんが、



古妬さんがな、1日一箱でも出荷出来るように頑張ってしようとしとるってゆうの聞いて偉いなぁ。って思おてん。




ってゆうとったん思い出したわ。







その心構えは偉いと思うところやろうけど、古妬さんは、



出荷の最終時間前に帰るやんな。


荷造りせーへんやんな。


古妬さんがたためなかった分は、運ちゃん待たせてものんびり一箱になるまでたたむ。(うちは運ちゃんに申し訳なさすぎて、手伝いのうちだけ猛スピードや。)


うちが手伝って数えて荷造りし終わっても、その後に伝票作ったり、送り状作成したり、出す前にその2つを得意先へファックスしたり、せなあかんねんやんか。






そのどれも、古妬さんはせーへんやんか。






後の人の事も考えんと、よう自分勝手にゆえるなぁ。






1日一箱目標やったら、己が帰る前に一箱完成させるだけのスピードと責任持たなあかん。






流れ作業でも、交代制でもないねん。




自己完結出来ん目標なら、無い方がええ。









やのに、口先だけの古妬さんは偉いんやて。






しわ寄せ食らっとるうちは、もっと臨機応変にもっともっと頑張らなあかんねんて。

Chapter304





Chapter304







家族びいきな、(Chapter291参照)更に加速しとる。







うちも茂籾さんも電話対応中、

(会長社長はおってもとらん、角橋さんと鶏虎さんは出掛けとる)




回線は4つあるから、もちろん電話鳴るねんな。




で、鳴って30回コールぐらい経って、渋々番濡雌さんやろう取るねんな。





で、そのすぐ後にうちの電話終わるねんな。





で、茂籾さんはうちの後に電話受けるからまだ電話中やねんな。





で、何故だか襷苳さんが来て電話のことゆうねんけどな。





そん時の第一声がな。






「なんで電話取らんの?」






やて。










で、うちが理由ゆっても、





他の電話に出てた、




携帯で話してた、




来客の見送りしてた、








んなもんは、





「そんなことよりうちらがなんで電話出なあかんのや。あんたの仕事やろ。ちゃんと仕事しなさい。」






やて。









確かにや、電話を同時に複数取らなあかん時がある。





ただ、それは一人の時や。





完全一人の時や。

自分のこと棚にあげてうちに文句ゆうんは、取りたない理由を隠す為や。





電話出たところで得意先分からんし、メモなんか取りたないし・・・・・(グチクチグチクチ






いやいや、得意先分からんなら覚えようとすればええ。




うちかて、営業電話やったら得意先か営業電話かなんて判断つかんこともある。(社長がゆわんさかいな。)






メモかて聞きながらメモ取れんだけや。




技術不足。











年寄りなんやろ。




やったら、認知症予防せなあかんやんなぁ。

Chapter305





Chapter305







会長は被害妄想も激しい。





綾牝さんから襷苳さん達ミシン場に、



玉ねぎ(会長の知り合いが毎年送ってくんねん、わざわざ会長個人宛を会社に。)持って帰ってな。



ってゆったらしい。





ただ、杤吐さんと妻傳さんは電車やし、みんな持って帰るんすぐ忘れよるさかい、放置に放置を重ね、去年は腐らせたらしい。



因みに、何故かうちや角橋さんにはゆわず襷苳さん達だけにゆうから忘れる要因増大や。






んで、今年も忘れとったらしく、襷苳さんが会長から、



お礼が無い、ありがたくないんか?
持って帰っとらんやないか。




ってゆわれたらしい。






お礼は一応ゆったらしいが、会長は覚えとらん、の一点ばりみたいや。

それを、わざわざ、角橋さんにゆいにきた。





別に玉ねぎなんてありがたくもなんともない、



文句ゆわれるくらいならいらんし、



お礼ゆったんに忘れて喚くとか忘れる会長が悪いやんか、






ってなこと、さんざん愚痴り倒した後、滅多におらん社長がおることに気付いたとたん、





いややわぁ~~~~、社長いはったん?!

いやね、角橋さんやったらどんな対応するんかなぁって聞きに来たんよ!





なんて、取り繕くろっとった。






あほやろ。




だから、愚痴は社内やなくて、社外で秘密裏にすんねん。




まあ、うちは我関せず、仕事しとったさかい、関係ないけどなっ!

Chapter306





Chapter306







社長一家がまた引っ越しするんやて。





同じマンションの空いた部屋に。



んで、鶏虎さんが一言。





「引っ越し準備やら、荷ほどきやら、で2週間ほどバタバタするから、休むわ。」





やて。






引っ越しで2週間も休む?!?!?!






引っ越し当日なら分かるけどや、




荷造りや荷ほどきは休むほどやない。






会社員やったら、厳重注意どころやないやんか。





私生活まで会社に持ち込んで自分本位も甚だしいわ(怒

Chapter307




Chapter307







最近イライラ益々募りすぎて、口調もだんだん汚くなって、ごめんやで。






ここいらで、ええ話しよか。






転職活動な、始めた当初の数年前に登録したエージェント会社2社があんま印象良う無かったさかい、転職サイトだけで細々しとってんけど、非公開求人あるし、登録は面談に行くだけで後はただやし、求人の幅広げよう思おて、専門的なんと、総合的なんと、7社登録面談してん。







その中の1社のエージェントに、面談時にゆわれてん。






そんなひどいとこ早く辞めなあかんわ!
ブラック企業やで!







やって。








プロから見ても、やっぱり異常なんやな~






なんや、蜀仙ちゅー小っさい世界で、異常な奴らと長年おったら、どんなに頑張って常識でいようとしても、感覚が削られ麻痺してくんねんなぁ~












因みに、早く転職したいんは山々やし、逃げやなくてキャリアアップ目的やから、めっちゃしたいに決まってるんに。

蜷縄さんが海外にゆき、


社長は育てることを勘違いし、

鶏虎さんは子供をだしに使い、

角橋さん外出ばっかで、




襷苳さんはやらかすばっかで、

杤吐さんはミシン以外はせーへんし、

妻傳さんはうちに押し付ける前提で段取りするし、

古妬さんは目標だけはいっちょ前で、

番濡雌さんは仕事大好き人間やのに向上心が無いし、


茂籾さんは忙しいアピールと家族アピールとため息が激しいし、





会長は裸の王様が加速し、




綾牝さんは更にボケが進んで迷惑やし、










こんなんやから、うちはしわ寄せ押し付けで。










お局過ぎる咫穢臀さんも、

異文化爆発の戈殳ちゃんも、

リース担当やのに全うせーへんかった鎭踪さんも、

杤吐さんの娘で躾のなっとらんかった杵鏑さんも、

学童繋がりでピンチヒッター的な役割しかなかった謖蚫さんも、

新婚の割りに堪え性がない鄲鼈さんも、

丁寧な割りに続かなかった焜者さんも、

挙動不審に鞄を持ち歩いた燻歿さんも、

出戻りし放題やりたい放題やった棺部さんも、

スピードを求められると即辞めた伏濁さんも、

愚痴だけはいっちょ前で工場長の素質が無かった均鱒さんも、







みーーーーーんな辞めてもーて、うちの負担増加の一途を辿り。











宿紡くんは教育せーへんさかい役に立たんしで、手間と残業だけが積み重なる。

転職活動しようにも、





出荷の重労働と、



非常識人達の介護世話と、




自分の仕事する為の残業とで、






気力も体力も皆無やねん。





エージェントに会うんも一度きりやさかい、自分の人生の為やさかい、って無理矢理なんや。






オーバーワークでワーカーホリック・・・・・・






何回かバーンアウトに、なりかけ?なったかもしれん自覚あったし、






なんとかぶっ壊れる前に、転職出来ますよーにっ!!!!!!!!!(ほんま切実な願いやっ!

Chapter308






Chapter308








均鱒さんの担当だったんを宿紡くんが引き継がんでうちに押し付けられたんな、



うちがその対応の研修中らしいわ。






締めせなあかんのに、朝っぱらからクレームあって工場に確認のファックス流したら工場から電話きたんやけど、社長がおるさかい、社長が担当するゆうたさかい、社長に代わったら、




「今回は俺が対応したけど、これからは榊さんがやらなあかんやろ。」



やて。



んで、クレームは納品したしてないのやったらしく、




「俺がお手本みせるからよう覚えときや。」







んで、うちに聞いとれとうちを隣に拘束したまま、得意先や工場に、電話した思おたら、




「すんませんなぁー、俺が出ることが多いんで対応せんことにしたさかい、これからは榊ちゅーもんが対応しますわ。こういう対応がまだまだで、今研修中やさかい、しばらくは多目にみたってやってくださいね。」







「こんな感じや。完璧やから、よう覚えときな!」






ってどや顔。





しかも、アプリから得意先の担当者から友達登録申請とかきた(笑)




プライベートでは使わんからやり方しらんし知りたくもないから、社長に聞いたった(笑)









つか、研修中ってなに?




いつからうちは担当になったん?

お前がやるゆうたんもう忘れたんか?








つか、イラつき過ぎて顔が強ばっとったらしい、




社長からゆわれた。

クレームのことでげんなりしたと思おたらしい。







クレームやないわ!

Chapter309






Chapter309







均鱒さん担当やった得意先のことで、もう一個。





商品に刺繍入れなあかんやつがたまにくんねん。(年2ぐらいで)




それは、うちやなくて均鱒さんがしとったさかい、宿紡くんにゆったんや。





ほしたら、角橋さんから、




「宿紡くんは分からんやんか。俺に聞きよったで。ちゃんと教えなあかんやろ。」




やて。






うちかて売上は切るけど刺繍の詳細なんて分からんし、資料無いし、均鱒さんが引き継ぎしとらんだけや。




教えるもんとか全くない上に、教えるなんて体制蜀仙に皆無やろ。(笑)







またまたうちに責任転嫁。





押し付け合戦の敗けはいつもうちや・・・・・

Chapter310






Chapter310







さて、蜀仙ではよう物が紛失する。




整理整頓しとらんからやねんけど。




襷苳さんは、元凶にも関わらず他人事感満載や!!






発注書のファイル(うち管理で、うちの机の上に立てて置いてあんねん。襷苳さんも角橋さんも見るさかいな。)



が、無いなぁ~~~~どこにあるんかなぁ~~~~




って、真っ先に疑った襷苳さんに聞いたら、




「ああ、ファイル?そこにあるやん。もういらんから、持っててええよ。」





やって。






そこ、はミシン場部屋の中の、エプロンが乱雑に積み上げられとる机。




その一番下やて。




しかも、持っててええよ、って。





いらんかったら元の位置に戻せやっ!!!!!





持っていくんはええし、使用中やったらええ。





けど、不要になったんに戻さんって、どんな神経しとんのやろ。




自分が良かったらええんやね。

Chapter311






Chapter311







いつも商品上がったら引き取りに来る得意先の人がおんねん。


けど、今回は使える車が無いからゆーて送ることになってん。




それ自体は全く問題無いねんな。




問題はお馴染み襷苳さんや。






得意先から送り依頼の電話来た時、襷苳さんに送ることになったから、ってゆうてんな。





んで、休み挟んで送る日当日、朝礼で念押しでゆうてんな、今日出すさかいなって。



ほしたら、「え、出すの?!(驚)」やて。


ゆうてよかった。






と、思ったのもつかの間。




集荷時間近づいてきたんに一向に出来たって連絡無いからわざわざ聞きに行ったら、



「出来とるよ。応接室(1階の今は茂籾さんがたたみに使う部屋)に置いてあるやん。ちゃんと見ぃや。」





んで、見たら。




あったよ、ありましたとも。



乱雑に箱に押し込まれた商品が。




つか、応接室とか分からんから!!!

(1階は倉庫にしたさかい、応接室のドア開け締め面倒やからって常に開けっ放しやねんけど、入り口から見えへん死角に置いとるから余計分からん。)





たたみもせず、袋入れもせず、







ええ。


たたんで、袋入れて、箱に詰め直して、送り状と納品書作って、得意先にファックスして、



運ちゃんに待ってもろて、出しましたとも。




当事者の担当の襷苳さんは、まるで関係ないとばかりに自分の仕事。





手伝う・・・・・いや、この場合、うちが手伝とるねんな。



なんで、立場逆転?

んで、次の日、得意先から電話。



商品は納めたし何やろな、と思いながら出たら、







不良品発生っっっ!!!!!!!!!






10枚の内2枚も。




2割も。





うちが得意先に謝っとったんやけど、ほしたら襷苳さんが、





「あらまあ~~~~、ごめ~んってゆっといて~。ってゆーかぁ、榊さんが入れる時に見たら気付いたやんか。ちゃんと見なあかんやんかぁ~」





やて。





責任転嫁の無責任。

ほんで、別の日には、宿紡くんが、



「おばあちゃんが、これ渡してくれって。今日の分やって。」





紙渡された。




商品と数量、2つの得意先、



出荷のんやと思うけど、筆跡明らか宿紡くんのもん。





孫にまで押し付けるっっ!!!!!





まあ孫やし、うちは関わらん、って何事もなく紙を受け取り送り状と納品書作って、貼りに行ったら、



1箱梱包済み、

1箱未梱包、



1箱にならんと運賃の関係で出せんから、未梱包は次分やろ、じゃ今日のんは?つか梱包済みもどっちか分からんし。



つーわけで、手間過ぎるけど、間違えたら失礼やさかい、襷苳さんに確認しに行ったら。



「宿紡が梱包したからどの箱かは分からん。今日出すんは〇〇(梱包済み)。××(未梱包)は明日。」





梱包までやらせよった!!!



まあ関わらん関わらん・・・




つか、今日の、って渡しときながら今日出さんって、なに?




得意先にファックスしたんに、謝らなあかんやんけ。




出さんねんやったら、やらせるんやったら、宿紡くんにちゃんと指示しとけや!!!!!

Chapter312






Chapter312







玉ねぎ騒動な(Chapter305参照)、更に悪化して、





例の如く、襷苳さんに出荷の荷造りを強要されしとったら、会長が襷苳さんとバトルっ!!!!





なんでも、会長曰く玉ねぎを保管(っても1階の非常口付近に放置)しとったんに、




「数が少なくなっとる!!!襷苳さんが取ったんやろ!!!来なさい!!!見てみろ、無いやろ!!」





「取ってませんよ!!!そんなんゆわれたら気分悪いわ。」




「何が気分悪いんや!!!他に誰が取るねん!!!!」




って怒鳴り合い。




聞くのも嫌やったけど、出荷せなあかんさかい、しゃーなしおってうち一人で出荷完了。




会長がいつの間にか去ったらしく、



「取ってないやんなぁ。このあたしが取る訳ないやんなぁ。」



ってうちに同意を求めてきよった。




しゃーなしで同情したけど、聞かされるうちのストレス半端ないっ!!!!!

次の日、朝礼で襷苳さんがそのやりとりを被害者面で話よった。


もちろんうちに同意を求めることも忘れずに。







角橋さん曰く、会長もボケが始まっとるんやて。









いよいよ蜀仙も潰れるか!?

Chapter313






Chapter313







綾牝さんが放置した発注書を茂籾さんが見付けたらしく、うちにゆった。



うちはそんな発注書知らんさかい、知らんゆうたんに、





鶏虎さんが出せ、とうちに押し付けた!!!!!





合計100枚以上の分を。






何故、鶏虎さんが自分の仕事をせんのか疑問。



何故、鶏虎さんの仕事を茂籾さんがうちにゆうのか疑問。



何故、うち一人で出荷なのか疑問。






疑問だらけや。

Chapter314






Chapter314







会長がおらんくて、会長分の発注書がきて、会長の戻りが不明な時。






発注書を受け取ったんは茂籾さん。




んで、その茂籾さんから一言。




「会長帰ってくるか分からんさかい、頼むな。」







なんで、お前が頼む??????






決定権お前やないねん。



会長の机の上に置いておけばええだけ。




うちに出荷しろと命令出来る立場やないねん、弁えろ。

Chapter315





Chapter315







商品の裁断枚数がきっちりで半端が出ーへんかった時の会長。





「裁断屋に電話するから横におれ。」





はぁ?






意味不明で無意味に20分程、うちの貴重な時間無駄にしたで。






そんなに他人が信用ならんなら、自分一人で全てやれや!!!!!!










しかも、後日、襷苳さんに裁断報告もらってへんとかゆいだしたらしい。






裁断報告したから、裁断屋に電話したんやろ?





いよいよ、か?

Chapter316






Chapter316







うちが一人で残業しとる時、会長の友人から電話があってん。





「今日、会う約束しとるねんけど、人身事故で電車が動かんさかい、着くの何時になるか分からんって会長に連絡したいんやけど、携帯でーへんから会社にかけてん。おるかな?」





うち以外もう帰宅したで・・・・・





なんて愚痴はゆわんかったけど、とりあえずこっちからも連絡するゆーて切った。




んで、何回かかけたけどもちろんでーへん。



メールは見られんし、電話しか手段ないのに、留守電にもならんし、会長の為なんかに残業なんてあり得へんから、うちも帰宅。



結局連絡取られへんかったけど、友人からもかけとるし、つか、考えたら会社の用事やないねん、うち全く関係ないやん。(お人好しやな、うち

んで、次の日、会長から一言。






「なんで、連絡せーへんねん!!!!!待ち合わせ大幅に手間取ったやないか!!!!!俺が出るまでかけ続けなあかんやろ!!!!常識やで!!!!」




やて。




会長本位が会長の常識なら、うち本位がうちの常識やんな。



つか、俺が出るまでって・・・・・・




使いこなせないんに携帯持つ意味ないな。


宝の持ち腐れ、



携帯が可哀想やわ。

つか、この間、社長が綾牝さんに、



「常識やで。」



ってたの思い出した。




内容は分からんけど、そこだけ聞こえた。







その常識は、世間では非常識とゆいます。





無意識に真顔で訂正しそうになったわ。(重症?

Chapter317






Chapter317







茂籾さんと鶏虎さんの会話。






「〇〇(得意先名)が、商品変えるねんて。この間5枚足らんから発注したばっかりやのに。」




「在庫しとる商品やのになぁ。」




「もっと早めにゆってもらわななぁ。」



「やんなぁ。」





早めって、お前らが言えた義理やないわ。



自分に返ってきただけやわ。

Chapter318






Chapter318







とある商品は荒裁ちしてからプリント入れて、そっから通常の裁断に入るねん。





その荒裁ちの枚数が、予定より10枚少なかった。



しかもプリント屋に送ってから発覚!



(裁断屋からの伝票も無いさかい(それも問題やねんけどな。)襷苳さんに聞くしかない。)


(プリント屋は得意先の取引先やから蜀仙は直接関与はせーへん。)




結局、裁断屋の間違いやってんけど、そん時の襷苳さんの言葉があり得へん。






「うちも少ない思おたんやけど、指示すんの面倒やったからそのまましたわ。やっぱ10枚多かったんやね。」







荒裁ちの枚数違ったら通常の裁ちの指示も違ってくんねん。

(荒裁ちから3つの商品を必要数作るからな。)





それを面倒やったからって無指示!?!?





しかもプリント屋から戻ってきた時に、送った予定の枚数と違うさかい、確認の為に数えてってと得意先から指示があった時も、




「え?数えるん?ええやろ、面倒やわ。」





やて。





うちがちゃんと数えたけどな。




得意先に嘘つきたないしな。








指示はせーへん、確認もせーへん、不良ばっかり出しよる、謝れへん、責任転嫁、無責任、うちは知らん分からんで学ぼうとせーへんから成長無し、





そんなんでも縫製責任者で、みんな有り難がる。





その尻拭いはうち。




やけど、手柄はみんな襷苳さん。




理由は、縫製やから。





お客さんが有り難がるのは分かるしええねんけど、やっぱ社内は理解しとかなあかんよな。





襷苳さん達の他人を利用するだけのグズ根性を。

Chapter319





Chapter319







会長がまたまたまた自己中発揮しよった!!






得意先からの発注書、出荷日書いて(判子あるさかい日付だけ書いて)リファックスすんねんな。


これは、社長案件、角橋さん案件、会長案件問わず、蜀仙のやり方や。




やのに、突然。





御中を斜線で消したり様を付けたりするんは失礼、





と会長が鶏虎さんにゆったらしい。








意味不明やろ。




うちが入社する何十年前からしてきて、何故今更?!

(お客さんや得意先かて同じ返し方や。)











しかも、運賃と休み挟むから納期遅なるしで、とある商品を(年数回の商品)メーカーから直送したら、それも不満やて。





鶏虎さん伝いやし聞くのも時間の無駄やから、何故かは分からんけど、



会長は直送が嫌いらしい。


メーカーちゅー言葉も嫌いで、今度から工場にしろやて。







なんなん、この自己中。




嫌やったら自分がすればええだけ。


うちに押し付けとるだけやから、本来は会長自身がやらなあかん仕事。



名ばかり会長やからな、蜀仙は。



従業員に役職なんてないさかい(もちろん手当も。ただ、責任だけはある。ただ、うち以外は責任問われへんことが大半ちゅーか全部や。)、社長も会長も外面の役職なだけ。








己の仕事を押し付けとるんに文句だけはいっちょ前や。

んで、うちの対策。




エクセルでリファックス文章作った。



手書きとか時間の無駄やからな。

(会長の自己中やから余計な。)






この頃、無意味に変えたがるさかい迷惑極まりないねんな。




変えるんやったら、まず自分らの自己中の精神から治せや!!!!!!!

Chapter320





Chapter320







なんや、同じ空気吸いたないってゆうやんか。




うちその気持ち分かったわ。



今まで思おたことなんて無かったんやけど、





特に会長と社長と綾牝さんな。





会長は社長室とプレートが貼ってある部屋におるんやけど、怒鳴り声は丸聞こえやし。




綾牝さんは、ボケとるから存在自体迷惑や。

話しかけながら徘徊するし。(ボケ抑制にええからって返事しろだの会話しろだの、社長や鶏虎さんがゆうさかい。仕事の邪魔。抑制するんなら自分らが相手すればええだけの話や。介護を他人に押し付けんな。せめてその分の給料出すとかやったら分かるけどな。)





社長は机の配置上うちの後ろやねんな。

(うち基準やと、茂籾さんが前、宿紡くんが左横、角橋さんが右横、鶏虎さんが右斜め前や。)


ただ、うちの真後ろは応接室や会長が部屋行くとか、入口からな通路やさかい、





会長の部屋



茂籾さん、鶏虎さん

宿紡くん、うち、 角橋さん



入口



通路


応接室1

机(物置きになっとるけど)



社長




応接室2



裁断台(これも半分程は物置き化しとる)







こんな感じな。






社長がおるだけで、なんやストレスやねん。



後ろにおるとか、時々真後ろでなんや覗いとるけどそんなんとか、別にええねん。











もう、存在自体やねんな。




社長が海外出張や外回りでおらん時や会長がおらん時は、たとえ会長分の出荷を鶏虎さんに押し付けられとっても、仕事がはかどる感じが半端ない。








やっぱ存在自体が迷惑やな。



息苦しなんねん。

Chapter321






Chapter321







ついにパソコンが壊れたっ!



うちだけのが!


突然に!





しかも液晶の方。(デスクトップやねん。)





んで、鶏虎さんにゆうたら、




「うちは分からんな。スマホで調べればええんとちゃう?」





やて。





パソコンって会社の備品やねん。




備品も管理出来ひんの?



つか調べろって・・・・・・





己はうちに押し付けるんに、うちは自分でやらなあかんのか・・・





うちが自分でやったで、やりましたで!!!





配線も調べるんもな。



パソコン使えんなら仕事ならんから、しゃーなしで宿紡くんのと交換もした。





余計に仕事増やすなや!!!!!!

社長にも連絡したら、




了解







一言。








うちと同じくストレスかかってたんやなぁ。



うちのパソコンだけ、うちと同じく酷使されとるからな・・・・・

Chapter322





Chapter322







パソコン壊れた件な、(Chapter321参照)






パソコン来たんやけどな、社長から箱のまま、




「はい。」



やて。






繋ぎ方とかコンセントとか、2階へ移動した時も社長の友達(パソコンに詳しい人)に社長が丸投げやったさかい、今はおれへんし、


タブレット推しの流行にしがみつくのに必死の社長にゆうたら、





「なんで俺が?それは榊さんのやん。」






やて。






うん、確かにうちが主に使用しとるパソコンやけど、




これ、会社の備品やんな。




うちのんやったら、辞める時持って帰るで。










まあ、ゆうたうちがアホやった。





ちゃんと説明書読みながら繋いだわ。




安さ重視でネットで買うから、説明書無いとかあるさかいな。



今回は説明書あってほんまよかったわ。