◆
Chapter268
◆
Chapter268
◆
Chapter237で増えたんな、余計に増えたで!
在庫表に入荷と出荷、最終在庫、チェック表とサイン、やて。
増えまくり!
つか、会長はこの在庫表みたら実際に棚卸ししとらん数字やったらややこしいからいらんゆうたんに、鶏虎さんがなんやいるゆうたらしい!
せっかく押し付けられた仕事減るかと思おたんに、余計に増やすな‼
◆
更に会長関連の余計に増えるんは続き、
会長が自分勝手に無くすファックスをわざわざコピーして渡して、コピーは保管
今までなんの対策もしとらんに、会長は自分の机の上の乱雑さを棚にあげ、来客に見えたらあかんゆーて机の上の紙は裏返しておけと命令
付属を見たいからと製品をほどけと要求(素人がすると製品に戻せんようになるし、みんな時間が無いからと茂籾さんが拒否したけど)
朝礼中に会長が報連相をしっかりしろよと怒鳴る(お前がなと思いつつ、会長も朝礼参加したらとかも思うが向上心のない社長以下にゆっても無駄やな)
余計にちゅーか、無駄ちゅーか、
みんな向き合う気が無いから、改善する気無いから、イエスマンやからな
やからうちは返事をせーへんようにした。
名前を呼ばれん限りはな。(そもそも会長は名前やのーておいとかやし、そんなんに返事する必要ないやろ。)
今までは仕事しながらでも周りを見て察しとったけど、そんな気遣い無駄やからな。
◆
Chapter269
◆
Chapter269
◆
襷苳さんが茂籾さんになんやゆうとった。
「杤吐さん、挨拶しとる?」
「いや、全然。」
2階にきてから廊下にあるタイムカードと事務所の間には扉がある。
来客とか電話とか以外やったら大抵みんな扉を開けて挨拶しよるねんけど、確かに杤吐さんは一度も挨拶はしてへん。
そんなもんお前らに期待してへんかったからうちはスルーしとってんけどな。
まあその日から杤吐さんはこれ見よがしに挨拶して帰りよる。
うちは別にいらんねんけどな、無駄な会話したないし。
しかも帰りだけ。
出勤時はこれまで通り挨拶無し。
中途半端やな。
◆
Chapter270
◆
Chapter270
◆
Chapter256の件な、早速番濡雌さんが納期もんが一段落した時に古妬さんに教えとった。
一段落したゆーてもたたみはぎょーさんある
ミシンしとる場合やないねん
つかうちが本来の事務をしたいゆーてもお前らが本来の納期や付属やせーへんからうちが事務出来ひんに、自分らが楽出来る思おたらすぐすんねんな。
◆
Chapter271
◆
Chapter271
◆
問題発生や!
珍しくうちやないで
得意先のグループ会社に制服卸してんねんけど、それを蜀仙とも取引あるメーカーが取りよったらしい。
社長はメーカーに文句ゆっとるみたいやけど、そりゃ納期遅れるわ、在庫無いわ、じゃあなぁ……
きちんとしとるメーカーに乗り換えたなるんも分かるわ
つか今までがおかしいんやってな
責任取らんと押し付け体制やねんから因果応報やわ
◆
Chapter272
◆
Chapter272
◆
会長もそーやけど、社長もかなりウザイ
締め日に納品書こやんくて締められんとこあんねんやんか
それはお客さんも了解済みでええねんけど、
締め日の夕方、もちろん残業して一人で締めてて、後はそれだけになった
たまたま社長おったから明日には残りも全部締めれます。って答えてん。
次の日の朝イチ、
今日締めれるやんな?
って聞いてきよった。
しかも5~10分おきぐらいに。
その間にも、来客やら電話やら荷物やら、全部うちがして。
締めれるもんも締められんわいっ!!!!!!!!
締めれます。ってゆうたんになに?
何時までとか無いし、ましてやお前が一番作業の邪魔じゃい!
待てが出来ひん、人のこと考えられん、管理能力の無いやっちゃで。
◆
Chapter273
◆
Chapter273
◆
均鱒さんが海外へついに旅立ち!
は、ええねんけど、
代わりに入る人、募集
↓
いつまで経ってもけーへん
↓
茂籾さん息子召喚!宿紡(シュクボウ)くん
↓
うち、意味不明
うち以外、当然普通やん。
家族経営やあるまいし。
なんなん。
うち以外身内で固める気か?
これには均鱒さんも呆れとった。
そうやんな、それが普通の感覚やんな。
うちも親と一緒なんて、自営業以外働きたないわ。
二世帯やって最悪の場合のみや。
しかも、均鱒さんの引き継ぎの申し出拒否してうちに全部押し付ける社長。
宿紡くん来るまでの間やないで。
ずっとやて。
理由は、宿紡くんは慣れてないから。
そりゃ最初は慣れんやろ、当たり前や。
それを教えずに?
そんな社長に、均鱒さんが担当しとった仕入れ先の担当者も、あり得ないってゆうとったみたいや。(均鱒さん談)
担当の伝票入力すらせーへんのに商品や担当との納品のやり取り出来るかいなって話。
納品と入力と担当が分れとる会社やないねん。
仕入れ先の担当者も均鱒さんと上手いことやっとったんに。
ほんま最低な会社で申し訳ないっ!!!
◆
Chapter274
◆
Chapter274
◆
襷苳さんが朝礼でまたおかしなこと言い出しよった。
「うち榊さんが掃除してるとこ見たことないねん。茂籾はちゃんとしとんにな。」
で、対する社長は。
「そうやんな。思おてることみんな一緒やから、ちゃんとやりや。」
・・・・・・。
見たことないって、当たり前やんか。
うちはお前らより30分も早く来とんねん。
ノロノロ来とる間にちゃんとしとんねん。
見えない努力って、気遣いって、無駄なんかな・・・・。
◆
Chapter275
◆
Chapter275
◆
事務所が2階になって初の夏。
社長「朝、窓開けや。」
うち&茂籾さん「蚊が入ってくるので無理です。」
社長「朝とか入ってけーへんから。俺が嫌やねん。」
うち&茂籾さん「・・・・・。」
網戸があるわけでもない。
朝一に来るわけでもない。
社長自身が開けて閉めて冷房を入れるわけでもない。
蚊避けを買うわけでもない。
自己中なだけやんな。
◆
Chapter276
◆
Chapter276
◆
襷苳さんがまたまた、自己中言いよった。
内職さんの支払いは現金やねん。
末払いやねんけどな、今日はうちら従業員の給料日。
給料明細もらったんやからやろか、襷苳さんは鶏虎さんに、
「こんなん早くに用意出来るんならな、内職のお金早よ用意してーな。ほしたら内職も喜ぶんやから。」
鶏虎さん、あ、はぁ、みたいな感じ。
当たり前やんな。
末払いやのに、まだ5日前やで。
前払い要求?!
お前は掛け仕入れ代金を前払いするんか?
内職さんがゆうたわけやないんに、ほんま自己中やわ。
◆
Chapter277
◆
Chapter277
◆
ある日の朝礼、
襷苳さんの一言目、
「榊さんは掃除嫌いなん?」
意味不明。
襷苳さん曰く、朝には掃除やて。
荷物1個出すくらいなら、掃除しろやて。
茂籾さんが子供が学校長期休暇やから遅く来るからうちが、その分もしろやて。
角橋さん朝から出掛けて、社長も鶏虎さんも朝はけーへんし、均鱒さんは海外やし、お前らも茂籾さんぐらいにしかけーへんし、
それ全部やて。
みんなで15分かかることをうちが全部やて。
またまた苦笑いの呆れ笑顔で無言で通したわ。
やって、荷物出したん前の日やし、前の日もお前らは定時で帰ったやろ。
うちはお前らの仕事を押し付けられ自分の仕事を残業でこなしとんにな。
◆
Chapter278
◆
Chapter278
◆
茂籾さんが社長とバトル!
週始め、朝からネットの調子おかしくて直ったん昼過ぎで(ようあるから困る)、出荷たくさんあって。
うちも茂籾さんもバタバタしとってん。
例によって、角橋さんはお客さんとこ出掛けてて、鶏虎さんもどこかに出掛けとった。
お客さん関わるから出荷手伝いたかったけど、会長に押し付けられた出荷があったからうちもギリギリ。
それを把握せんと、うちには見積り作れ、茂籾さんにはシャツの件で打ち合わせしろ。
やて。
しかも、茂籾さんが忙しいて気が回らんかったらしいことを、確認なんて5分もかからんのになんでせーへんの?とか説教。
つーか、ゆっても無駄やからな。
うちも散々ゆったから。
けど、もう止めた。
無駄やから。
改善する気ないからな。
だから適当にゆわれたことだけやることにした。
反論せずただただ苦笑い。
うちの感情の無駄遣いやからな。
そんでもって、人の上に立つ技量ないやろ。
その5分を無駄にしとんのはお前の指導力がないだけや。
人育てる気ないからやんな。
育てる気あったら、人増やすしマネジメントもする。
ただ、俺は海外で出来る子やねん。すごいやろ。って認められたいだけ。
人件費削る経営者って経営力ないよな。
借金で首回らんとか、やないし。
分不相応に海外とか心の中では笑われとるから。
国内がきちんと出来ひん奴に海外とかな。
やっぱ会長の息子やわ。
◆
その会長も、社員を家政婦と勘違いしとんのやろか。
綾牝さんがボケて料理とかまともに出来んようになってきたんやろな。
料理のやりかた聞いてきたり、
(茂籾さんが答えたやり方を、何故か知り合いの料理人に再度聞いたらしく、茂籾さんに聞いたやり方は間違っとんねんて。って上から目線でどや顔しとった。)
住所書き間違いで戻ってきた私用で送った個人宛の住所を知らんのかと聞いてきたり、
(何故私用のが会社宛に戻ってきたんか分からん。)
ほんで書き直すからハガキ買ってこいとか、
自宅用の鍋をネットの方が安いから買えとか、
自分のパソコン(会社に置いてあるやつ)で、ゲーム(将棋)出来んようになったから、直せとか、
私用旅行の自宅用の土産を会社宛に送ったり、
(冷蔵庫冷凍庫に入らんから、わざわざ開封して3つの小さい冷蔵庫に入れたわ。しかも、開封許可を一応会長に聞いたはぁ?なんで入らんのや。とか怒り出しよった、上に生物やさかい、臭いがダダモレで臭い臭い。会長自身は感じんらしかった。)
自宅用(会長個人宛)のお中元やお歳暮(親戚や知り合いの蜀仙は全く関係ないとこ達)がバンバン来て迷惑やし、
(受けとるんも置場にも困るし、時間も場所も無駄や。本人が受けとるならまだしもな。)
自分以外がしたら絶対に文句ゆう言動やけど、
自分は特別やからええねん。
みたいな。
どこに出しても恥ずかしさしかない奴らやわ。
◆
Chapter279
◆
Chapter279
◆
うちが押し付けられた掃除に追われ後は仕事にとりかかっとるある日の朝。
社長が、
「朝礼やるで。決めたことやらなあかんやろ。俺がおらんでもやらなあかんやろ。5分10分で終わんねん。掃除なんかより大切やで。」
やて。
決めたこと?
お前以外誰もやりたいゆうてないし。
お前ほぼおらんし。
10分以上やし。
まあ、やるんはええよ。
ただ、やるんやったらお前がやれやゆーねんな。
つか、掃除なんかより・・・???
聞捨てならんねんけど、
掃除しろゆうたやんな?
ゆうてること違うやん、
どっちなん?
掃除も朝礼もゆうだけ、自分はやらん、
ただ、意味も理解せんと、やってる自分凄い!やろな。
つか入った当初から掃除とかやっとるんうちだけやわ。
茂籾さんに聞かれて気付いた!(遅いな(笑)
埃まみれで糸屑生地屑だらけを掃除しとん、うちやねん。
掃除を命令しとる俺、偉いやろ、凄いやろ、って近所にアピールしたいんやろな。
近所は町内会もあって蜜な繋がりやし。
ほめられたいんやろな。
会長はあんなんやし、綾牝さんは分からんけど。
社長になるん当然やから、会社でしか威張られへんから、自分自身の自慢は会社の無理をきく体質だけやし。
自分に自信がないんやろう。
社会に出とらんから、辛さも分からんし技量も無い。
それを従業員が無理矢理体酷使してやっとるんも理解せんと、頑張れやそれがうちの強味とか言い出す。
掃除かて、家庭でしとらんに、よくうちにゆえるわ。
鶏虎さん見てたらようわかる。
ただのやってます(自分やなくて他が)アピールで、その頂点は俺やで!!!!やろな。
◆
Chapter280
◆
Chapter280
◆
押し付けフラグ発生や!!!
茂籾さん担当の既製品のエプロンやねんけど、7千枚注文きてん。
メーカーやのに袋に入っとらんみたいで、蜀仙で袋入れなあかんねんな。
うちが入った時やったらうちが入れなあかんねんけど、(もちろんうち一人でな。)
茂籾さんは内職さんに押し付けられるみたいや。
で、その後、通常の内職さんに出す商品の注文がきたんや。(うち担当のな。)
そのこと襷苳さんにゆったら、
「やったら内職無理やからこっちでたたまなあかん。榊さんたたんでな。」
・・・・・フラグ→決定事項!!!!
いや、納期延びたらお客さんに迷惑かかるし、内職さんに全部押し付けるとかあり得へんから、やるよ、やりますとも。
ただ、なんでうち?
担当は茂籾さんや。
あんたの娘や。
普通は、娘に自分でやりや、って自分の責任やてゆわんのかな?
最悪うちに手伝いをお願いするなら茂籾さんからや。
親が頼むとか、更に強要とか・・・
過保護もええとこやわ。
◆
Chapter281
◆
Chapter281
◆
ある日、家の事情で早く(といっても定時ちょこっと過ぎ)に帰ろうとお先に諸々を襷苳さんに言いにいくと、
「なんや、もう帰るんか。(笑)」
やて。
鼻で笑ろうたで。
もう?
当たり前や、定時過ぎとんねん!
つかお前も帰るとこやん!
準備万端やん!
うちはお前らに対していつも思おとるわ、
もう帰るん?うちに自分の仕事押し付けて、忙しいとか言いながら定時ピッタリに帰って、なんなん?って。
定時に帰ろうが、有給使おうが、自分の仕事をきっちりしとったら別にええねんやんか。
そんなきっちりの人やったら、休みの時でもバッチリ、むしろ先回りもするけど、お前らは無理。放置や、放置。お客さんに迷惑かからん範囲で放置。
うちの気力体力頭脳を無駄遣いしたないねん。
もっと有意義なことに使いたいねん。
◆
Chapter282
◆
Chapter282
◆
出掛けとる襷苳さんに電話かけた時のこと。
「今運転中やから、うちかが帰るまでおるやろ。待っとれ。」
・・・・・。
いや、うち後2、3分で定時やねん。
あんたはうちの定時以降を命令する権限はないねん。
自分中心やな・・・・・・
◆
Chapter283
◆
Chapter283
◆
ある時、角橋さんからやろう、
商品が机の上にあって出荷とメモ書きが残っとった
例のごとく出掛けていったみたいや。
出荷先どこか分からんし角橋さんに連絡したら社長に聞けとかゆうし、
当たり前な二度手間で社長に、アプリツールで連絡したら、既読やのに返事無し。
今、お客さんに問い合わせ中とかも無し。
既読無視って、仕事でするとかあり得へんやろ。
プライベートやあるまいし、出荷先聞いて既読無視!?
集荷時間もあるからしゃーなしで電話したんやけど、当たり前に通じへん。
連絡無いし、出されへんくてもええわって諦めたんが集荷時間5分前。
ほんで、社長から連絡きたん集荷時間1分前。
で社長の一言。
「待っとれ。」
返事する暇も無く、ブチッと切れて終了~~~~~~。
◆
で、結局どーなったかとゆうと、
出荷したで。
運良く混んでたんか集荷時間が予定より10分遅れて運ちゃんが来たからな。
まあ、社長から出荷先の連絡きたんは運ちゃんが来る3分前ぐらいやったけどな。
うちがちゃんと連絡先きたらすぐ出せるように準備しとったからやけどな。
3分あれば、うちやったらいくつか仕事終わらせられるわ。
◆
Chapter284
◆
Chapter284
◆
茂籾さんがきてからな、業務連絡やのに、絵文字が多発!!!!!
うちは業務連絡に絵文字使わんし、了解も使わんし、やけど。
うち以外、絵文字、了解多発!!!!!
了解は分かりました。やし、
絵文字は空白か改行か句読点やわ。
うちが元々絵文字あんま使わんから違和感あるんかなあ?
辛うじて顔文字は使ことらんみたいやけど。
あ、スタンプはあったな、
社長やけど。
◆
Chapter285
◆
Chapter285
◆
宿紡くんが来て早数ヶ月・・・
宿紡くんがしたこととゆえば、
内職さんやプリント刺繍工場の引き取り配達、リース品の仕分け、茂籾さんのたたみ、古妬さんのたたみ。
のみ!!!
因みに、作った名刺には『営業』やで。
詐欺やんな。
主にお客さんへの。
◆
Chapter286
◆
Chapter286
◆
速報!!!!
均鱒さんが辞めたで!
茂籾さんは根性無いとか、社長や蜷縄さんは工場長としての自覚足りんとかゆうとったけど、
うちにはビックリでも何でも無いわ。
ここだけの話、なんてうちに愚痴っとったぐらいや、
工場長なんか務まる器やないわ。
大体、人を指揮する能力が無い奴らに見極められる訳ないんやけどな。
◆
宿紡くんが海外行く気みたいやから行かせればいいんに、
うち以外はまだ早いとか(笑)ぬかす。
早いってなにかな?
社会人経験?
ノウハウ?
え?
そんなんお前らが求めるのはお門違いやわ。
やって、ノウハウもリース修行もセミナーやリース工場に丸投げやん。
自分らで教える気ないやん。
うちみたいに、出来るやんな、経験やで、臨機応変やで、って丸投げすればええやん。
海外に放り投げればええやん。
うちみたいに。
何、過保護?
身内にはやっぱ甘甘やな。
仕舞いには、社長が自分が行くからとかゆいだした。
しかも現地の法律云々で揉めてオープン遅れるらしい。
国内疎かにして海外に力入れて、
なんなんやろ。
◆
因みに、うちは宿紡くんが今すぐ海外に行っても問題無しや。
うちは免許持っとらんさかい、
引き取り配達は行かれへんし、つか元々うちは無くて茂籾さんのやし、
内職さんは襷苳さんが行きたがるし、
リース品の仕分けは角橋さんやし、
たたみはうちは一人で完結させられるし、
均鱒さんのはうちが全部しとるから宿紡くん関係ないし、
(クレーム処理は来たらさせるとかゆうとったがさせずにうちに押し付けとるしな)
唯一困るんは重たい荷物やけど、それも元々角橋さんやし、
押し付けられとるから、宿紡くんがおってもおらんでも、うちは変わらん。
むしろ何やかんや聞かれるから時間のロスや。(育てる気が周りに無いし、うちに何でも押し付けるし、うちの仕事任せられないなら、最低限しかゆわん。)
交換留学とかしとる中学生の方がよっぽど役立つな。
◆
Chapter287
◆
Chapter287
◆
会長の出荷な、当然のように机に置いてあんねん。
発注書が。
うちの机に。
あり得へんやろ!!!!!!!!
普通は会長の机。
おらん時は、鶏虎さんの机。
決してうちの机やない!
最近では、個人宛でも仕分けんの面倒なんかうちの机に全部置きよる。
コピー機に作業しに行ったんに、きたFAXとらんし。
放置しとるん気にならんのやろか。
◆
送り状の控えもうちが忙しゅーて、誰もせーへんからうちが作った箱に溜まっとったら、鶏虎さんがうちの机に全部置いとる。
(因みに箱には運ちゃんに入れてもらっとる。1階時は手渡しやったけど、わざわざ2階に来てもらわんでもええように作ったんや。そうでもせな誰も気が付かんかったさかいな。運ちゃんに悪いからな。)
この場合、持ってきたなら綴じればええやんか。
わざわざ人の机に置くか?
担当でも何でもないねん。
つか、鶏虎さんの雑用は全部うちが押し付けられとるねん。
会長の新聞も、
送り状綴じも、
掃除も、
出荷も。
んで、鶏虎さんがやらんとうちが自分の仕事しとったら、鶏虎さんにゆわれたやろ、とか臨機応変とか、や。
臨機応変ってうちに押し付ける為の言い訳やろ。
本当の臨機応変は、ゆうだけやなくて、自分が臨機応変にやればええだけや。
ほしたら、言葉に重みが出んねん。
口先だけの言葉で人にゆったところで、見透かされるから。
自分の都合良く使いたいだけやってな。
◆
Chapter288
◆
Chapter288
◆
Chapter250のパーカーの件な、出来上がったで。
予定より半年遅れでな。(苦笑)
元々パーカー決めるんにも時間かかっとったんやけど、半年って、プリント入れをプリント屋にお願いしてからやで(苦笑)
他の商品が立て込んで自社のが後回しになっとったかららしいわ。
けど、寒い時期に着る予定やって、出来上りは夏真っ盛りやから、暑い暑い。
クーラーで寒いとか、クーラーきかんさかいそんなん無いから着る機会ナッシング!!!!
しゃーなし、椅子の背もたれにかけとるけど、蒸れてしゃーない。
納期管理出来んからやけど、うち以外はしゃーないか。で終わり。
自社で使うもんでも時期間違えたら無意味やん!!
◆
Chapter289
◆
Chapter289
◆
遂に得意先にゆわれてもーたわ。
「(得意先のお客さんへの)信用無くなる。」ってクレーム。
あるエプロンな別注で作ったんやけど、(襷苳さん達縫製でな)
それがミスの連続!!!!!
縫製不良に、
糸切り不足、
肩ヒモが左右逆、
釦の位置がずれとる、
当然釦ホールの位置もずれとる、
たたみ方がぐちゃぐちゃ、
不良が発覚する度に、
得意先と得意先のお客さんと蜀仙の間を行ったり来たり、
仕舞いには、得意先が知らない内にお客さんから直接蜀仙に不良返送が来たり。
何度手間やねん!!!!!!!
◆
違う得意先の商品も多発やし、
謝るのうちやねん。
角橋さんはうちに押し付けるし。
縫製不良とか、襷苳さんの責任やん。
みんなで仕事なら謝るのも襷苳さんや!!
ほんまガキ大将みたいやな。
自分のミスは他人が謝る。
他人のミスは関係ない。
自分の仕事は皆の仕事。
皆の仕事は関係ない。
◆
因みに、襷苳さん達が縫えんゆうて、押し付けた縫製仕事依頼した工場ともトラブルや。
3ヵ月経っても上がらんさかい、引き上げたらほとんど出来とらん。
付属もお客さんからの支給やから返送しろ、ゆうても、むしろ無いから寄越せとゆう。
(工場が縫うからと引き上げなかった商品さえ縫えないとゆうが、その分は引き上げた商品より後から発注やったから別で送っとるから足りるんや。)
A・B、後からCを頼んで、A・Bは生地と一部数付属が返送されて、Cは工場が縫う。
お客さんからは生地も付属も支給で、生地のメーターや断ち枚数により数枚足らんようになることはあっても、数百枚足らんくなることはあり得へん。(お客さんからはABC全部支給されとる。蜀仙に一旦入れてうちが確認して工場に送っとるさかいな、間違いない。)
しかも、A・Bは半分以下しか上がっとらんに足らんとか、更にあり得へん。
そんで、納期詰められへんわ、付属返送せんわ、で、朝礼で社長に抗議や。
お客さんに事情説明して急ぎ分だけ送ってもろたけど、それじゃ全く足りんからな。
そん時、角橋さんから初めて
「榊さんも強くゆってますねん。」
と加勢してもろた。
結局、社長は角橋さんに角橋さんからゆえと丸投げしただけやったけど、やっと返送するらしい。
◆
因みに因みに、この工場は会長が主に依頼しとる仕入先や。
やっぱ類は友を呼ぶんかなぁ。
◆
Chapter290
◆
Chapter290
◆
茂籾さんが朝礼にて、
「うち完璧にしたい性格やねん。気になって仕方がないねん。」
やて。
それを聞いたうち以外は、
「完璧にせんでもええねんで。」
「茂籾さんは頑張ってるで。」
「手を抜きや。」
「皆でしたらええねんで。」
やて。
完璧?
気になる?
完璧にせんでもええ?
頑張ってる?
皆で?
それ、もしうちがゆったら、
完璧とか当たり前やろ。
気にならなあかんやろ。
もっと頑張らなあかんやろ。
自分の仕事やろ、そんなん自分でさっさとして臨機応変に皆の仕事をせなあかやんやろ。
きっとこんな感じや。
いや、もっと上から目線やろな。
うちは上から目線苦手やからな。
蜀仙が底辺の集まりだけで、世の中は広いからな。
Chapter268
◆
Chapter268
◆
Chapter237で増えたんな、余計に増えたで!
在庫表に入荷と出荷、最終在庫、チェック表とサイン、やて。
増えまくり!
つか、会長はこの在庫表みたら実際に棚卸ししとらん数字やったらややこしいからいらんゆうたんに、鶏虎さんがなんやいるゆうたらしい!
せっかく押し付けられた仕事減るかと思おたんに、余計に増やすな‼
◆
更に会長関連の余計に増えるんは続き、
会長が自分勝手に無くすファックスをわざわざコピーして渡して、コピーは保管
今までなんの対策もしとらんに、会長は自分の机の上の乱雑さを棚にあげ、来客に見えたらあかんゆーて机の上の紙は裏返しておけと命令
付属を見たいからと製品をほどけと要求(素人がすると製品に戻せんようになるし、みんな時間が無いからと茂籾さんが拒否したけど)
朝礼中に会長が報連相をしっかりしろよと怒鳴る(お前がなと思いつつ、会長も朝礼参加したらとかも思うが向上心のない社長以下にゆっても無駄やな)
余計にちゅーか、無駄ちゅーか、
みんな向き合う気が無いから、改善する気無いから、イエスマンやからな
やからうちは返事をせーへんようにした。
名前を呼ばれん限りはな。(そもそも会長は名前やのーておいとかやし、そんなんに返事する必要ないやろ。)
今までは仕事しながらでも周りを見て察しとったけど、そんな気遣い無駄やからな。
◆
Chapter269
◆
Chapter269
◆
襷苳さんが茂籾さんになんやゆうとった。
「杤吐さん、挨拶しとる?」
「いや、全然。」
2階にきてから廊下にあるタイムカードと事務所の間には扉がある。
来客とか電話とか以外やったら大抵みんな扉を開けて挨拶しよるねんけど、確かに杤吐さんは一度も挨拶はしてへん。
そんなもんお前らに期待してへんかったからうちはスルーしとってんけどな。
まあその日から杤吐さんはこれ見よがしに挨拶して帰りよる。
うちは別にいらんねんけどな、無駄な会話したないし。
しかも帰りだけ。
出勤時はこれまで通り挨拶無し。
中途半端やな。
◆
Chapter270
◆
Chapter270
◆
Chapter256の件な、早速番濡雌さんが納期もんが一段落した時に古妬さんに教えとった。
一段落したゆーてもたたみはぎょーさんある
ミシンしとる場合やないねん
つかうちが本来の事務をしたいゆーてもお前らが本来の納期や付属やせーへんからうちが事務出来ひんに、自分らが楽出来る思おたらすぐすんねんな。
◆
Chapter271
◆
Chapter271
◆
問題発生や!
珍しくうちやないで
得意先のグループ会社に制服卸してんねんけど、それを蜀仙とも取引あるメーカーが取りよったらしい。
社長はメーカーに文句ゆっとるみたいやけど、そりゃ納期遅れるわ、在庫無いわ、じゃあなぁ……
きちんとしとるメーカーに乗り換えたなるんも分かるわ
つか今までがおかしいんやってな
責任取らんと押し付け体制やねんから因果応報やわ
◆
Chapter272
◆
Chapter272
◆
会長もそーやけど、社長もかなりウザイ
締め日に納品書こやんくて締められんとこあんねんやんか
それはお客さんも了解済みでええねんけど、
締め日の夕方、もちろん残業して一人で締めてて、後はそれだけになった
たまたま社長おったから明日には残りも全部締めれます。って答えてん。
次の日の朝イチ、
今日締めれるやんな?
って聞いてきよった。
しかも5~10分おきぐらいに。
その間にも、来客やら電話やら荷物やら、全部うちがして。
締めれるもんも締められんわいっ!!!!!!!!
締めれます。ってゆうたんになに?
何時までとか無いし、ましてやお前が一番作業の邪魔じゃい!
待てが出来ひん、人のこと考えられん、管理能力の無いやっちゃで。
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Chapter273
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Chapter273
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均鱒さんが海外へついに旅立ち!
は、ええねんけど、
代わりに入る人、募集
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いつまで経ってもけーへん
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茂籾さん息子召喚!宿紡(シュクボウ)くん
↓
うち、意味不明
うち以外、当然普通やん。
家族経営やあるまいし。
なんなん。
うち以外身内で固める気か?
これには均鱒さんも呆れとった。
そうやんな、それが普通の感覚やんな。
うちも親と一緒なんて、自営業以外働きたないわ。
二世帯やって最悪の場合のみや。
しかも、均鱒さんの引き継ぎの申し出拒否してうちに全部押し付ける社長。
宿紡くん来るまでの間やないで。
ずっとやて。
理由は、宿紡くんは慣れてないから。
そりゃ最初は慣れんやろ、当たり前や。
それを教えずに?
そんな社長に、均鱒さんが担当しとった仕入れ先の担当者も、あり得ないってゆうとったみたいや。(均鱒さん談)
担当の伝票入力すらせーへんのに商品や担当との納品のやり取り出来るかいなって話。
納品と入力と担当が分れとる会社やないねん。
仕入れ先の担当者も均鱒さんと上手いことやっとったんに。
ほんま最低な会社で申し訳ないっ!!!
◆
Chapter274
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Chapter274
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襷苳さんが朝礼でまたおかしなこと言い出しよった。
「うち榊さんが掃除してるとこ見たことないねん。茂籾はちゃんとしとんにな。」
で、対する社長は。
「そうやんな。思おてることみんな一緒やから、ちゃんとやりや。」
・・・・・・。
見たことないって、当たり前やんか。
うちはお前らより30分も早く来とんねん。
ノロノロ来とる間にちゃんとしとんねん。
見えない努力って、気遣いって、無駄なんかな・・・・。
◆
Chapter275
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Chapter275
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事務所が2階になって初の夏。
社長「朝、窓開けや。」
うち&茂籾さん「蚊が入ってくるので無理です。」
社長「朝とか入ってけーへんから。俺が嫌やねん。」
うち&茂籾さん「・・・・・。」
網戸があるわけでもない。
朝一に来るわけでもない。
社長自身が開けて閉めて冷房を入れるわけでもない。
蚊避けを買うわけでもない。
自己中なだけやんな。
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Chapter276
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Chapter276
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襷苳さんがまたまた、自己中言いよった。
内職さんの支払いは現金やねん。
末払いやねんけどな、今日はうちら従業員の給料日。
給料明細もらったんやからやろか、襷苳さんは鶏虎さんに、
「こんなん早くに用意出来るんならな、内職のお金早よ用意してーな。ほしたら内職も喜ぶんやから。」
鶏虎さん、あ、はぁ、みたいな感じ。
当たり前やんな。
末払いやのに、まだ5日前やで。
前払い要求?!
お前は掛け仕入れ代金を前払いするんか?
内職さんがゆうたわけやないんに、ほんま自己中やわ。
◆
Chapter277
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Chapter277
◆
ある日の朝礼、
襷苳さんの一言目、
「榊さんは掃除嫌いなん?」
意味不明。
襷苳さん曰く、朝には掃除やて。
荷物1個出すくらいなら、掃除しろやて。
茂籾さんが子供が学校長期休暇やから遅く来るからうちが、その分もしろやて。
角橋さん朝から出掛けて、社長も鶏虎さんも朝はけーへんし、均鱒さんは海外やし、お前らも茂籾さんぐらいにしかけーへんし、
それ全部やて。
みんなで15分かかることをうちが全部やて。
またまた苦笑いの呆れ笑顔で無言で通したわ。
やって、荷物出したん前の日やし、前の日もお前らは定時で帰ったやろ。
うちはお前らの仕事を押し付けられ自分の仕事を残業でこなしとんにな。
◆
Chapter278
◆
Chapter278
◆
茂籾さんが社長とバトル!
週始め、朝からネットの調子おかしくて直ったん昼過ぎで(ようあるから困る)、出荷たくさんあって。
うちも茂籾さんもバタバタしとってん。
例によって、角橋さんはお客さんとこ出掛けてて、鶏虎さんもどこかに出掛けとった。
お客さん関わるから出荷手伝いたかったけど、会長に押し付けられた出荷があったからうちもギリギリ。
それを把握せんと、うちには見積り作れ、茂籾さんにはシャツの件で打ち合わせしろ。
やて。
しかも、茂籾さんが忙しいて気が回らんかったらしいことを、確認なんて5分もかからんのになんでせーへんの?とか説教。
つーか、ゆっても無駄やからな。
うちも散々ゆったから。
けど、もう止めた。
無駄やから。
改善する気ないからな。
だから適当にゆわれたことだけやることにした。
反論せずただただ苦笑い。
うちの感情の無駄遣いやからな。
そんでもって、人の上に立つ技量ないやろ。
その5分を無駄にしとんのはお前の指導力がないだけや。
人育てる気ないからやんな。
育てる気あったら、人増やすしマネジメントもする。
ただ、俺は海外で出来る子やねん。すごいやろ。って認められたいだけ。
人件費削る経営者って経営力ないよな。
借金で首回らんとか、やないし。
分不相応に海外とか心の中では笑われとるから。
国内がきちんと出来ひん奴に海外とかな。
やっぱ会長の息子やわ。
◆
その会長も、社員を家政婦と勘違いしとんのやろか。
綾牝さんがボケて料理とかまともに出来んようになってきたんやろな。
料理のやりかた聞いてきたり、
(茂籾さんが答えたやり方を、何故か知り合いの料理人に再度聞いたらしく、茂籾さんに聞いたやり方は間違っとんねんて。って上から目線でどや顔しとった。)
住所書き間違いで戻ってきた私用で送った個人宛の住所を知らんのかと聞いてきたり、
(何故私用のが会社宛に戻ってきたんか分からん。)
ほんで書き直すからハガキ買ってこいとか、
自宅用の鍋をネットの方が安いから買えとか、
自分のパソコン(会社に置いてあるやつ)で、ゲーム(将棋)出来んようになったから、直せとか、
私用旅行の自宅用の土産を会社宛に送ったり、
(冷蔵庫冷凍庫に入らんから、わざわざ開封して3つの小さい冷蔵庫に入れたわ。しかも、開封許可を一応会長に聞いたはぁ?なんで入らんのや。とか怒り出しよった、上に生物やさかい、臭いがダダモレで臭い臭い。会長自身は感じんらしかった。)
自宅用(会長個人宛)のお中元やお歳暮(親戚や知り合いの蜀仙は全く関係ないとこ達)がバンバン来て迷惑やし、
(受けとるんも置場にも困るし、時間も場所も無駄や。本人が受けとるならまだしもな。)
自分以外がしたら絶対に文句ゆう言動やけど、
自分は特別やからええねん。
みたいな。
どこに出しても恥ずかしさしかない奴らやわ。
◆
Chapter279
◆
Chapter279
◆
うちが押し付けられた掃除に追われ後は仕事にとりかかっとるある日の朝。
社長が、
「朝礼やるで。決めたことやらなあかんやろ。俺がおらんでもやらなあかんやろ。5分10分で終わんねん。掃除なんかより大切やで。」
やて。
決めたこと?
お前以外誰もやりたいゆうてないし。
お前ほぼおらんし。
10分以上やし。
まあ、やるんはええよ。
ただ、やるんやったらお前がやれやゆーねんな。
つか、掃除なんかより・・・???
聞捨てならんねんけど、
掃除しろゆうたやんな?
ゆうてること違うやん、
どっちなん?
掃除も朝礼もゆうだけ、自分はやらん、
ただ、意味も理解せんと、やってる自分凄い!やろな。
つか入った当初から掃除とかやっとるんうちだけやわ。
茂籾さんに聞かれて気付いた!(遅いな(笑)
埃まみれで糸屑生地屑だらけを掃除しとん、うちやねん。
掃除を命令しとる俺、偉いやろ、凄いやろ、って近所にアピールしたいんやろな。
近所は町内会もあって蜜な繋がりやし。
ほめられたいんやろな。
会長はあんなんやし、綾牝さんは分からんけど。
社長になるん当然やから、会社でしか威張られへんから、自分自身の自慢は会社の無理をきく体質だけやし。
自分に自信がないんやろう。
社会に出とらんから、辛さも分からんし技量も無い。
それを従業員が無理矢理体酷使してやっとるんも理解せんと、頑張れやそれがうちの強味とか言い出す。
掃除かて、家庭でしとらんに、よくうちにゆえるわ。
鶏虎さん見てたらようわかる。
ただのやってます(自分やなくて他が)アピールで、その頂点は俺やで!!!!やろな。
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Chapter280
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Chapter280
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押し付けフラグ発生や!!!
茂籾さん担当の既製品のエプロンやねんけど、7千枚注文きてん。
メーカーやのに袋に入っとらんみたいで、蜀仙で袋入れなあかんねんな。
うちが入った時やったらうちが入れなあかんねんけど、(もちろんうち一人でな。)
茂籾さんは内職さんに押し付けられるみたいや。
で、その後、通常の内職さんに出す商品の注文がきたんや。(うち担当のな。)
そのこと襷苳さんにゆったら、
「やったら内職無理やからこっちでたたまなあかん。榊さんたたんでな。」
・・・・・フラグ→決定事項!!!!
いや、納期延びたらお客さんに迷惑かかるし、内職さんに全部押し付けるとかあり得へんから、やるよ、やりますとも。
ただ、なんでうち?
担当は茂籾さんや。
あんたの娘や。
普通は、娘に自分でやりや、って自分の責任やてゆわんのかな?
最悪うちに手伝いをお願いするなら茂籾さんからや。
親が頼むとか、更に強要とか・・・
過保護もええとこやわ。
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Chapter281
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Chapter281
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ある日、家の事情で早く(といっても定時ちょこっと過ぎ)に帰ろうとお先に諸々を襷苳さんに言いにいくと、
「なんや、もう帰るんか。(笑)」
やて。
鼻で笑ろうたで。
もう?
当たり前や、定時過ぎとんねん!
つかお前も帰るとこやん!
準備万端やん!
うちはお前らに対していつも思おとるわ、
もう帰るん?うちに自分の仕事押し付けて、忙しいとか言いながら定時ピッタリに帰って、なんなん?って。
定時に帰ろうが、有給使おうが、自分の仕事をきっちりしとったら別にええねんやんか。
そんなきっちりの人やったら、休みの時でもバッチリ、むしろ先回りもするけど、お前らは無理。放置や、放置。お客さんに迷惑かからん範囲で放置。
うちの気力体力頭脳を無駄遣いしたないねん。
もっと有意義なことに使いたいねん。
◆
Chapter282
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Chapter282
◆
出掛けとる襷苳さんに電話かけた時のこと。
「今運転中やから、うちかが帰るまでおるやろ。待っとれ。」
・・・・・。
いや、うち後2、3分で定時やねん。
あんたはうちの定時以降を命令する権限はないねん。
自分中心やな・・・・・・
◆
Chapter283
◆
Chapter283
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ある時、角橋さんからやろう、
商品が机の上にあって出荷とメモ書きが残っとった
例のごとく出掛けていったみたいや。
出荷先どこか分からんし角橋さんに連絡したら社長に聞けとかゆうし、
当たり前な二度手間で社長に、アプリツールで連絡したら、既読やのに返事無し。
今、お客さんに問い合わせ中とかも無し。
既読無視って、仕事でするとかあり得へんやろ。
プライベートやあるまいし、出荷先聞いて既読無視!?
集荷時間もあるからしゃーなしで電話したんやけど、当たり前に通じへん。
連絡無いし、出されへんくてもええわって諦めたんが集荷時間5分前。
ほんで、社長から連絡きたん集荷時間1分前。
で社長の一言。
「待っとれ。」
返事する暇も無く、ブチッと切れて終了~~~~~~。
◆
で、結局どーなったかとゆうと、
出荷したで。
運良く混んでたんか集荷時間が予定より10分遅れて運ちゃんが来たからな。
まあ、社長から出荷先の連絡きたんは運ちゃんが来る3分前ぐらいやったけどな。
うちがちゃんと連絡先きたらすぐ出せるように準備しとったからやけどな。
3分あれば、うちやったらいくつか仕事終わらせられるわ。
◆
Chapter284
◆
Chapter284
◆
茂籾さんがきてからな、業務連絡やのに、絵文字が多発!!!!!
うちは業務連絡に絵文字使わんし、了解も使わんし、やけど。
うち以外、絵文字、了解多発!!!!!
了解は分かりました。やし、
絵文字は空白か改行か句読点やわ。
うちが元々絵文字あんま使わんから違和感あるんかなあ?
辛うじて顔文字は使ことらんみたいやけど。
あ、スタンプはあったな、
社長やけど。
◆
Chapter285
◆
Chapter285
◆
宿紡くんが来て早数ヶ月・・・
宿紡くんがしたこととゆえば、
内職さんやプリント刺繍工場の引き取り配達、リース品の仕分け、茂籾さんのたたみ、古妬さんのたたみ。
のみ!!!
因みに、作った名刺には『営業』やで。
詐欺やんな。
主にお客さんへの。
◆
Chapter286
◆
Chapter286
◆
速報!!!!
均鱒さんが辞めたで!
茂籾さんは根性無いとか、社長や蜷縄さんは工場長としての自覚足りんとかゆうとったけど、
うちにはビックリでも何でも無いわ。
ここだけの話、なんてうちに愚痴っとったぐらいや、
工場長なんか務まる器やないわ。
大体、人を指揮する能力が無い奴らに見極められる訳ないんやけどな。
◆
宿紡くんが海外行く気みたいやから行かせればいいんに、
うち以外はまだ早いとか(笑)ぬかす。
早いってなにかな?
社会人経験?
ノウハウ?
え?
そんなんお前らが求めるのはお門違いやわ。
やって、ノウハウもリース修行もセミナーやリース工場に丸投げやん。
自分らで教える気ないやん。
うちみたいに、出来るやんな、経験やで、臨機応変やで、って丸投げすればええやん。
海外に放り投げればええやん。
うちみたいに。
何、過保護?
身内にはやっぱ甘甘やな。
仕舞いには、社長が自分が行くからとかゆいだした。
しかも現地の法律云々で揉めてオープン遅れるらしい。
国内疎かにして海外に力入れて、
なんなんやろ。
◆
因みに、うちは宿紡くんが今すぐ海外に行っても問題無しや。
うちは免許持っとらんさかい、
引き取り配達は行かれへんし、つか元々うちは無くて茂籾さんのやし、
内職さんは襷苳さんが行きたがるし、
リース品の仕分けは角橋さんやし、
たたみはうちは一人で完結させられるし、
均鱒さんのはうちが全部しとるから宿紡くん関係ないし、
(クレーム処理は来たらさせるとかゆうとったがさせずにうちに押し付けとるしな)
唯一困るんは重たい荷物やけど、それも元々角橋さんやし、
押し付けられとるから、宿紡くんがおってもおらんでも、うちは変わらん。
むしろ何やかんや聞かれるから時間のロスや。(育てる気が周りに無いし、うちに何でも押し付けるし、うちの仕事任せられないなら、最低限しかゆわん。)
交換留学とかしとる中学生の方がよっぽど役立つな。
◆
Chapter287
◆
Chapter287
◆
会長の出荷な、当然のように机に置いてあんねん。
発注書が。
うちの机に。
あり得へんやろ!!!!!!!!
普通は会長の机。
おらん時は、鶏虎さんの机。
決してうちの机やない!
最近では、個人宛でも仕分けんの面倒なんかうちの机に全部置きよる。
コピー機に作業しに行ったんに、きたFAXとらんし。
放置しとるん気にならんのやろか。
◆
送り状の控えもうちが忙しゅーて、誰もせーへんからうちが作った箱に溜まっとったら、鶏虎さんがうちの机に全部置いとる。
(因みに箱には運ちゃんに入れてもらっとる。1階時は手渡しやったけど、わざわざ2階に来てもらわんでもええように作ったんや。そうでもせな誰も気が付かんかったさかいな。運ちゃんに悪いからな。)
この場合、持ってきたなら綴じればええやんか。
わざわざ人の机に置くか?
担当でも何でもないねん。
つか、鶏虎さんの雑用は全部うちが押し付けられとるねん。
会長の新聞も、
送り状綴じも、
掃除も、
出荷も。
んで、鶏虎さんがやらんとうちが自分の仕事しとったら、鶏虎さんにゆわれたやろ、とか臨機応変とか、や。
臨機応変ってうちに押し付ける為の言い訳やろ。
本当の臨機応変は、ゆうだけやなくて、自分が臨機応変にやればええだけや。
ほしたら、言葉に重みが出んねん。
口先だけの言葉で人にゆったところで、見透かされるから。
自分の都合良く使いたいだけやってな。
◆
Chapter288
◆
Chapter288
◆
Chapter250のパーカーの件な、出来上がったで。
予定より半年遅れでな。(苦笑)
元々パーカー決めるんにも時間かかっとったんやけど、半年って、プリント入れをプリント屋にお願いしてからやで(苦笑)
他の商品が立て込んで自社のが後回しになっとったかららしいわ。
けど、寒い時期に着る予定やって、出来上りは夏真っ盛りやから、暑い暑い。
クーラーで寒いとか、クーラーきかんさかいそんなん無いから着る機会ナッシング!!!!
しゃーなし、椅子の背もたれにかけとるけど、蒸れてしゃーない。
納期管理出来んからやけど、うち以外はしゃーないか。で終わり。
自社で使うもんでも時期間違えたら無意味やん!!
◆
Chapter289
◆
Chapter289
◆
遂に得意先にゆわれてもーたわ。
「(得意先のお客さんへの)信用無くなる。」ってクレーム。
あるエプロンな別注で作ったんやけど、(襷苳さん達縫製でな)
それがミスの連続!!!!!
縫製不良に、
糸切り不足、
肩ヒモが左右逆、
釦の位置がずれとる、
当然釦ホールの位置もずれとる、
たたみ方がぐちゃぐちゃ、
不良が発覚する度に、
得意先と得意先のお客さんと蜀仙の間を行ったり来たり、
仕舞いには、得意先が知らない内にお客さんから直接蜀仙に不良返送が来たり。
何度手間やねん!!!!!!!
◆
違う得意先の商品も多発やし、
謝るのうちやねん。
角橋さんはうちに押し付けるし。
縫製不良とか、襷苳さんの責任やん。
みんなで仕事なら謝るのも襷苳さんや!!
ほんまガキ大将みたいやな。
自分のミスは他人が謝る。
他人のミスは関係ない。
自分の仕事は皆の仕事。
皆の仕事は関係ない。
◆
因みに、襷苳さん達が縫えんゆうて、押し付けた縫製仕事依頼した工場ともトラブルや。
3ヵ月経っても上がらんさかい、引き上げたらほとんど出来とらん。
付属もお客さんからの支給やから返送しろ、ゆうても、むしろ無いから寄越せとゆう。
(工場が縫うからと引き上げなかった商品さえ縫えないとゆうが、その分は引き上げた商品より後から発注やったから別で送っとるから足りるんや。)
A・B、後からCを頼んで、A・Bは生地と一部数付属が返送されて、Cは工場が縫う。
お客さんからは生地も付属も支給で、生地のメーターや断ち枚数により数枚足らんようになることはあっても、数百枚足らんくなることはあり得へん。(お客さんからはABC全部支給されとる。蜀仙に一旦入れてうちが確認して工場に送っとるさかいな、間違いない。)
しかも、A・Bは半分以下しか上がっとらんに足らんとか、更にあり得へん。
そんで、納期詰められへんわ、付属返送せんわ、で、朝礼で社長に抗議や。
お客さんに事情説明して急ぎ分だけ送ってもろたけど、それじゃ全く足りんからな。
そん時、角橋さんから初めて
「榊さんも強くゆってますねん。」
と加勢してもろた。
結局、社長は角橋さんに角橋さんからゆえと丸投げしただけやったけど、やっと返送するらしい。
◆
因みに因みに、この工場は会長が主に依頼しとる仕入先や。
やっぱ類は友を呼ぶんかなぁ。
◆
Chapter290
◆
Chapter290
◆
茂籾さんが朝礼にて、
「うち完璧にしたい性格やねん。気になって仕方がないねん。」
やて。
それを聞いたうち以外は、
「完璧にせんでもええねんで。」
「茂籾さんは頑張ってるで。」
「手を抜きや。」
「皆でしたらええねんで。」
やて。
完璧?
気になる?
完璧にせんでもええ?
頑張ってる?
皆で?
それ、もしうちがゆったら、
完璧とか当たり前やろ。
気にならなあかんやろ。
もっと頑張らなあかんやろ。
自分の仕事やろ、そんなん自分でさっさとして臨機応変に皆の仕事をせなあかやんやろ。
きっとこんな感じや。
いや、もっと上から目線やろな。
うちは上から目線苦手やからな。
蜀仙が底辺の集まりだけで、世の中は広いからな。