おやつをがっついている猫のあたまを撫で、部屋に戻った。
すでに自動パワーオフになっていたデジタルメモの電源を入れ、再びキーを叩きはじめる。
猫は三匹とも一度は貰われていった。
が、黒猫だけ一週間後には戻された。
「ニャンスタ映えしないからー」
「は?」
長い髪の毛を指先でくるくるやっている彼女が、いったいなにを言っているのか理解できない。
「黒猫可愛いから、ニャンスタ映えすると思ったんだけどー。
でも真っ黒に写るばっかりで可愛く撮れないしー」
「まー、まー、えみたん、抑えて」
「は?」
この彼女も、隣に座る彼氏も、いったいなにを言っているのだろうか?
もしかして日本語じゃない?
いや、地球語でもないのかも。
すでに自動パワーオフになっていたデジタルメモの電源を入れ、再びキーを叩きはじめる。
猫は三匹とも一度は貰われていった。
が、黒猫だけ一週間後には戻された。
「ニャンスタ映えしないからー」
「は?」
長い髪の毛を指先でくるくるやっている彼女が、いったいなにを言っているのか理解できない。
「黒猫可愛いから、ニャンスタ映えすると思ったんだけどー。
でも真っ黒に写るばっかりで可愛く撮れないしー」
「まー、まー、えみたん、抑えて」
「は?」
この彼女も、隣に座る彼氏も、いったいなにを言っているのだろうか?
もしかして日本語じゃない?
いや、地球語でもないのかも。