TLノベル作家の葛西紅夏(24)は人付き合いも家事も苦手。家は酷い有様で家政婦を雇うが、きたのは執事コスの松岡克成(22)だった。男というだけで緊張するのにさらに、初恋もまだな処女だとバレてしまう。松岡から恋愛実践してみないかと提案された紅夏は彼と仮彼氏契約を結ぶ。松岡との恋愛実践で次第に本気になっていく紅夏。新境地で文芸作品に手をつけ、その担当立川(32)がつく。立川は紅夏が理想とした王子そのものでつい浮ついてしまい、そのせいで松岡と喧嘩に。そんな中、脅迫状が届きはじめる。それは次第にエスカレートしていき、不安に駆られた紅夏は立川から松岡が犯人だと証言されてそれを信じ、松岡を追い出す。松岡を忘れるように仕事に没頭する紅夏は立川に支えられ、立川の気持ちを受け入れようと決心する。が、犯人は立川で紅夏は殺されそうになるが、それを助けたのは松岡だった。自分の気持ちに素直になり、紅夏は松岡に好きだと告白する。