「ほら、食べよう」

「いただきます」

箸を取ってごはんを食べる。

――あれから。

いつの間にか祐護さんはうちに棲み着いていた。

いや、言葉が悪いけど。

「紅夏の執筆のサポートがしたい」

突然立川さんが言い出したときは、全くもって意味がわからなかった。
だって現在進行形で編集としてちゃんとサポートしてもらっているから。

「作品の面だけじゃなく、生活の面からもしっかりサポートしたい」

いや、やっぱりわからない。
毎日ごはん作りに来てくれるのは大変助かっていますが。
それですっかり甘えてしまって、申し訳ないなーとは思っていますが。