立川さんがいたときは姿を消していた癖に、いなくなるとちゃっかりセバスチャンがごはんのお皿の前で待っていた。
「あー、そうか。
もうごはんの時間かー」
猫の死体を見て松岡くんを追い出したのが夕方。
もうすでに日はとっぷりと暮れている。
立川さんには大変、申し訳ないことをした。
いまから戻って仕事をすれば、帰るのはかなり遅くなるだろう。
「にゃー、にゃー」
「はいはい」
急かされてごはんを入れてやる。
「ほんと、殺されたのがあんたじゃなくてよかったよ」
代わりに殺された黒猫は気の毒だが、セバスチャンが本当に無事でよかった。
ぼーっとセバスチャンがごはんを食べているのを眺めていたら、松岡くんが置いて帰った荷物が目に入った。
「これ、どうしよう……」
「あー、そうか。
もうごはんの時間かー」
猫の死体を見て松岡くんを追い出したのが夕方。
もうすでに日はとっぷりと暮れている。
立川さんには大変、申し訳ないことをした。
いまから戻って仕事をすれば、帰るのはかなり遅くなるだろう。
「にゃー、にゃー」
「はいはい」
急かされてごはんを入れてやる。
「ほんと、殺されたのがあんたじゃなくてよかったよ」
代わりに殺された黒猫は気の毒だが、セバスチャンが本当に無事でよかった。
ぼーっとセバスチャンがごはんを食べているのを眺めていたら、松岡くんが置いて帰った荷物が目に入った。
「これ、どうしよう……」