「大丈夫そう、かな。
もう絆創膏、貼らなくていいと思う」

「ほんとに?」

「ああ」

また悪化しているとか言われたらどうしようって不安だったけれど、安心した。

「三時になったら声かける。
お茶、するだろ?」

「うん。
……あのね、松岡くん。
その、仕事とか、いいの?」

不安が軽くなると気になってくる。
だいたい、お客の家にまで泊まるとか業務規定違反なんだし。
それに、カフェの方だって。

「バレなきゃ平気。
それにカフェの方はしばらく休むって連絡入れたし」

「そうなんだ」

そういう問題なんだろうか。
でもここ数日は松岡くんがいてくれてほんとによかったけど。