日曜月曜と二日分のそれは、先週のより大きくなっている。

「なんで大きくなってるんだろ」

「開けなくてもいいんだぞ」

松岡くんは鋏を握った私を止めてくれたけれど、気になる、から。

適当にひいた紙の上に中身を出す。

――ゴト。

「ひぃっ」

妙に重い音とともに出てきたそれに悲鳴が漏れる。

「今日は足かよ……」

大きいはずだ、封筒には黒猫の後ろ足が一本ずつ入っていたのだから。

「セバスチャン、セバスチャン……」

あっという間に松岡くんは下にひいた紙ごとくるんで、私の目に入らないようにした。

「セバスチャン、セバスチャンが」