なぜか幸せそうに笑い、松岡くんは片付けに立った。
「なー、紅夏」
まだ帰る気がないのか、片付けが終わった松岡くんは一緒になってこたつに潜り込んだ。
「やっぱ俺、あいつが犯人だと思うんだけどー」
まだ立川さんを犯人にしたいかね、松岡くん?
「だってさ、あいつだったら紅夏の住所知ってるし。
紅夏が黒猫飼ってるのも知ってるし。
絶対、怪しくねー?」
そう言われたらそうだけど。
でもね。
「それをいうなら蒼海出版に勤めている人だったら私の住所を手に入れる機会だってあるだろうし、蒼海だけじゃなくて私が書いてるほかの出版社の人間だって」
「うっ」
「それに私が黒猫飼ってるのはニャンスタにあげてるし」
「……そうだった」
「なー、紅夏」
まだ帰る気がないのか、片付けが終わった松岡くんは一緒になってこたつに潜り込んだ。
「やっぱ俺、あいつが犯人だと思うんだけどー」
まだ立川さんを犯人にしたいかね、松岡くん?
「だってさ、あいつだったら紅夏の住所知ってるし。
紅夏が黒猫飼ってるのも知ってるし。
絶対、怪しくねー?」
そう言われたらそうだけど。
でもね。
「それをいうなら蒼海出版に勤めている人だったら私の住所を手に入れる機会だってあるだろうし、蒼海だけじゃなくて私が書いてるほかの出版社の人間だって」
「うっ」
「それに私が黒猫飼ってるのはニャンスタにあげてるし」
「……そうだった」