「で、郵便は来てるのか」
「……来てる」
たまには休めばいいのに、郵便は今日も届いた。
昨日と同じで不自然な厚みのある封筒は、言われた通りに封を切らずに置いてある。
「一応、開けてみてもいいか」
「……うん」
こたつの上にいらないコピー用紙を引き、その上で封筒をひっくり返す。
出てきたのはやはり……猫の、手。
「これ、同じ猫のじゃないか……?」
その手は、昨日と同じで黒猫だった。
「なんでこんな、かわいそうなことするんだろう……」
猫の手を切り落とすなんて、まともな神経の人間にできるはずがない。
いや、まともな神経じゃないからこんな嫌がらせとかするんだろうけど。
でも、それでも、百歩譲って手紙まではわかる。
「……来てる」
たまには休めばいいのに、郵便は今日も届いた。
昨日と同じで不自然な厚みのある封筒は、言われた通りに封を切らずに置いてある。
「一応、開けてみてもいいか」
「……うん」
こたつの上にいらないコピー用紙を引き、その上で封筒をひっくり返す。
出てきたのはやはり……猫の、手。
「これ、同じ猫のじゃないか……?」
その手は、昨日と同じで黒猫だった。
「なんでこんな、かわいそうなことするんだろう……」
猫の手を切り落とすなんて、まともな神経の人間にできるはずがない。
いや、まともな神経じゃないからこんな嫌がらせとかするんだろうけど。
でも、それでも、百歩譲って手紙まではわかる。