家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

お茶を注ぎながら、目を伏せて松岡くんが聞いてくる。

「冷蔵庫の中身が全く減っていません。
食事はするようにと申したはずですが」

「……ハイ、スミマセン」

執事モードで説教されるのは怖い。
思わず崩していた足を正座にしていた。

「人間、食事をしないと死んでしまいます。
また、あなたのように頭脳を使う方は多くの糖分を消費します。
私の言いたいこと、わかりますよね」

「……ハイ」

うん、うすうすヤバいなーとは思っていた。
椅子立ったりしたとき、あたまがくらくらしていたし。
食べなきゃマズいなとはわかっていたけど、それよりも書きたくて。

――なーんて言い訳したところで、さらに怒られそうだから黙っておく。

「そんなに食べないのでしたら毎日、食べさせにお伺いしますが?」

松岡くんが唇にだけうっすらと笑みをのせる。