家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

来年こそ、思いっきり莫迦っぽく、「私を食べて?」ってやれる……かな?


仕事部屋に戻り、デジタルメモを立ち上げる。
その前で一度、深呼吸。

来年、幸せなバレンタインを過ごすためには。
これ、を早く書き上げなければ。

早く、早く。

一分、一秒でも早く。

これさえ書き上げれば、松岡くんが本当の彼氏になってくれる。
これが書き上がらなければ一生、松岡くんは仮の彼氏だ。

だから。

早くこれを書き上げなければ――。



火曜日も水曜日も木曜日も、キーを叩いていた。

あと少し、あと少しで完成するから。

そうしたら――。