家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

ほら、一応、恋愛ものでは王道だし?

……とか自分を納得させてみる。

いや、あれがなにを意味してるかなんて知らないほどウブじゃない。
これでも一応、TLノベル作家だし。

でも松岡くんとそうなっても、後悔しないんじゃないかな? なんて考えている自分がいる。
むしろ、後生大事に持っている処女なんて、松岡くんがもらってくれたらいい。

とは思うものの、二の足を踏んでしまう。

年上処女とか重くないのかな、とか。
抱いてみたら私があまりに下手で幻滅されないかな、とか。

なんでさっさと、こんなもの捨てておかなかったんだ!
……とかいまさら後悔したって、遅い。

「では本日はこれで失礼させていただきます」

「は、はい!」

ぐるぐる悩んでいるうちに松岡くんは片付けを終わらせてしまった。