家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

すっかり忘れていた私が悪いんだけど。
でもあんな、意地悪することないじゃん!

思いっきり転がっていたクッションを殴る。

「にゃっ!」

「うわっ、ごめん、セバスチャン!」

クッションの陰でセバスチャンが寝ていたみたいで、驚かせて大変申し訳ない。

「てか、セバスチャンにもバレンタインの準備しないといけなかったんだよね……」

もう情けなさ過ぎて、涙が出てきそうだ。

必死に、ネットで手軽で簡単にプレゼントできるような物をリサーチする。

「どっちにしても買い物に出ないとダメなんだよね……」

手作り料理や手作りお菓子、なんてのもあるが、壊滅的に家事ができないから松岡くんを雇っているのだ。
私がまともな物を作れるはずがない。
第一、彼を台所から追い出すとかできないし。

真剣に悩んでやっと出てきたのは……。