家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

松岡くんが来ているから月曜日、という認識はできるが、日付まではわからない。

「……何日だっけ?」

しかたないので笑って誤魔化したら、また松岡くんははぁーっと大きなため息をついた。

「本日は二月十四日でございます」

「二月十四日」

……って。
バレンタインだ!

「へ、へー。
そう、なんだ」

カップを持つ手が震える。
視線が定まらず、きょときょとと挙動不審に動く。

――だって。

すっかり忘れていて、バレンタインのチョコを用意してないから。

「はい。
ですので今日は、チョコレートのメニューを」