家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

「ほんとは朝から晩まで紅夏の世話をしていたいんだけど。
稼ぎがなくなると生活できなくなるしなー。
紅夏に迷惑をかけるわけにも行かないし」

はい?
それってどういう意味ですか?

「また明日、今度は仕事で来る。
あんまり無理するなよ?
指、まだ治ってないんだから」

「うん。
気をつける」

ちゅっ、松岡くんの唇が私の頬に触れる。

「じゃあ、また明日」

「また、明日」

ぴしゃっと玄関が閉まった途端に、淋しさが押し寄せてくる。
いままでひとりがこんなに淋しいなんて思ったことがなかった。

でも――いまは。


松岡くんが帰り、デジタルメモを立ち上げる。