家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

私が食べ終わり、松岡くんが片付けをはじめる。
それを眺めながら、――毎日、これを見ていたいなーなんて考えていた。

片付けが終わり、エプロンを外しながら松岡くんが戻ってくる。

「指の具合はどうだ?
……ってあんだけがんがんキー叩いていたら平気か」

心配そうな顔をした彼だったけれど、次の瞬間には苦笑いを浮かべた。
アフタヌーンティは終わったので、執事モードはおしまいらしい。

「見せてみろ」

右手を、松岡くんへ差し出す。
すぐに彼は私の手を掴んで絆創膏を剥がした。

「結構深かったから、まだ治るわけないか。
……キー、叩きすぎ。
また血が滲んでる」

「だって……」

てきぱきと松岡くんが新しい絆創膏を巻いてくれる。
執筆している間は感じていなかったが、やはり無理はしていたようだ。