家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

「う、うん。
ありがとう」

しかしいかんせん、もう慣れたとはいえ、和室、こたつに正座する執事は違和感でしかないのだが。

相変わらず、スコーンはさくさくとしっとりを両立している。
さらにクランベリーの酸味とクロテッドクリームの濃厚さがあう。

「この組み合わせっていいね」

「お褒めいただき、光栄です」

恭しくあたまは下げたものの、顔にははっきりと〝当たり前だろ〟って書いてある。
そういうのがおかしくて、吹き出しそうになった。

ケーキまでちゃんと、美味しくいただく。
ふたつは厳しいかと思ったけれど、タルトは意外とあっさりしていたし、パフェかと思ったショートケーキも、見た目ほど量はなかった。

「ごちそうさま。
美味しかった」

「それはよかったです」