家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

「……うん」

眼鏡の向こうから艶やかなオニキスが私を見ている。
ゆっくりと顔が近づいてきて……鼻に、唇が触れた。

「……おやすみ、紅夏」

「……おやすみ」

離れがたくて手が離せない。
松岡くんもじっと、私を見ている。

「……紅夏」

再び、彼の顔が近づいてくる。
期待して目を閉じた……ものの。

「にゃー」

たしゅっとセバスチャンに足をタッチされて、目を開けた。
と同時に、手も離れる。

「……セバスチャン」

「にゃー」

どうも盛んに私の足をタッチするセバスチャンは、私たちが遊んでいると思っているようだ。