家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

もし、捨てなきゃいけないっていうのなら、無理して食べちゃうけど。

「ああ、申し訳ございません!
こちらと、こちらは冷凍保存できますので大丈夫です」

「わかった」

やっと、私のお腹には厳しい量だと気づいたようで、松岡くんは恐縮しきってしまった。

でも、テンション上がってたくさん作ってきてくれたのは嬉しいんだよ?

けれど、それをうまく伝えるすべを持たない自分がもどかしい。

冷凍できるっていうチョコレートケーキとパイを残し、フルーツとイチゴのタルトを食べる。
フルーツは食べるのがもったいないほどきれいにカットされていたし、タルトも某有名店よりも絶対にこっちが美味しい。

「では、残りは冷凍保存しておきます」

まだ松岡くんは落ち込んでいる。
そんなに落ち込まなくていいんだけどな。

「うん。
……松岡くん」