家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

前はどれも美味しそうに見えたのに、いまは精彩を欠いて見える。

「なんでもいいや……」

いろいろ気分を紛らわせたくて、カゴに缶酎ハイを二本ほど放り込む。
あとはつまみになりそうなたこ焼き、それにレジ前でおでんを適当に。


お金を払って家に帰る。

「にゃー」

「セバスチャンもごはんだねー」

お皿にざらざらとかりかりを入れてあげると、セバスチャンはがっつきだした。
昨晩は慣れない家で落ち着かなかったのか、あまり食べていなかったし。
お腹が空いていたのだろう。

「私も食べよーっと」

ぼーっとテレビを見ながら、たこ焼き片手に酎ハイを飲む。
おでんはもちろんだしがよく染みてはいたが、なんだか味気ない。