家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

中も確認せずに、いままでの手紙と一緒にクリアファイルに挟む。

今度、桃谷さんか立川さんに相談してみようと思う。
以前、桃谷さんが作家に対する嫌がらせが頻発しているといっていたから、もしかしたらこれもそれかもしれない。

それじゃなくても実家で父から、いつまで低俗なエロ小説なんて書いている気だ、さっさとまともに就職しろ、なんて言われて憂鬱な気分で帰ってきただけに、さらに気が重くなる。

「……最悪」

やけ食いでもしてやろうかと、冷蔵庫を開けた。
が、松岡くんが来てから五日もたっているからなにも入っていない。

「冷凍庫……」

こちらも開けてみるが、ほぼ空。

「ほんと、松岡くんがいないと私、生きていけないんだ……」

なんだかおかしくなってくるが、そんな場合じゃない。
財布と携帯だけコートのポケットに突っ込んで家を出た。

久しぶりに行くコンビニ。