家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

観念して蓋を開ける。
中にはDMなんかと一緒に、すっかり覚えてしまった茶封筒が入っていた。

「やっぱり、入ってた……」

これで配達の休みを除いて五連続で入っていたことになる。

「誰がやってるんだろう……」

家の中に入り、いつもよりもしっかり目に鍵をかける。

「なぁー」

セバスチャンが抗議の声を上げ、我に返った。

「ごめんごめん、いま開けるね」

キャリーバッグの蓋を慌てて開ける。
出てきたセバスチャンは一日ぶりの我が家に異常がないか、パトロールをはじめた。

「いい加減にしてほしい……」

五日と六日の分、二通入っていった茶封筒にはもちろん、差出人の名前はない。
宛名も無機質なMS明朝でシールに打ち出して貼ったものだ。