家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~

「……ちょっと酷い」

ちゅっと額に口付けを落とし、彼が離れる。

「戸締まり、ちゃんとしろよ。
なんかあったらすぐに電話しろ。
仕事中でも飛んでくるから」

「うん、ありがとう」

「じゃあ、また」

「また」

玄関が閉まり、去っていく自転車の音が名残惜しくて、聞こえなくなるまで聞いていた。

「……また」

小さく呟いて噛みしめる。
七日も会えないなんて長い。
そんなことを考えている自分に驚いた。
雇った当時は、早く帰ってくれないかな、週二じゃなくて週一、いや二週に一回でもよかったかも、なんて考えていたのに。

「早く、七日たたないかな」

急に寒くなってきて、セバスチャンを探す。