「なー、紅夏。
あの財布、……選んだのは立川って奴?」
「え?」
財布はあの日、突っ返されたまま、いまだに机の引き出しに入っている。
「お財布がいいんじゃないかなって言ってくれたのは立川さんだけど……。
選んだのは私だよ?
お店もひとりで行ったし」
「んー、じゃあ、やっぱあれ、ちょうだい?」
ちょっとだけ首を傾げて可愛くおねだりされたら、もーダメ。
「う、うん」
仕事部屋に行って財布の入った箱を掴み、戻ってくる。
「はい」
「サンキュー。
……うん、やっぱこれ、センスいいよな」
財布を手に松岡くんはご満悦だけど……どういう心境の変化なんだろう。
あの財布、……選んだのは立川って奴?」
「え?」
財布はあの日、突っ返されたまま、いまだに机の引き出しに入っている。
「お財布がいいんじゃないかなって言ってくれたのは立川さんだけど……。
選んだのは私だよ?
お店もひとりで行ったし」
「んー、じゃあ、やっぱあれ、ちょうだい?」
ちょっとだけ首を傾げて可愛くおねだりされたら、もーダメ。
「う、うん」
仕事部屋に行って財布の入った箱を掴み、戻ってくる。
「はい」
「サンキュー。
……うん、やっぱこれ、センスいいよな」
財布を手に松岡くんはご満悦だけど……どういう心境の変化なんだろう。



