「残りは冷蔵庫に入れておくから、明日にでも食え?
片付けが済んだら初詣に行こう」
「あー、……行かない」
立ち上がりかけていた松岡くんは座り直し、顔を曇らせて私の顔をのぞき見た。
「なんで?」
「んー、今日は外に出たくない……かも」
気は紛れたが、やっぱりさっきのあれが気にかかる。
わざわざ年賀郵便にして今日という日に送ってきたくらいだ。
外に出たらなにかされるんじゃないか……というのは、考えすぎじゃないと思う。
「やっぱりあれ、気になるか」
「……うん」
それでも心配させたくなくて笑ってみせる。
けれど松岡くんははぁっと短くため息をついた。
「俺の前で無理しねーでいい。
……返って心配になるから」
片付けが済んだら初詣に行こう」
「あー、……行かない」
立ち上がりかけていた松岡くんは座り直し、顔を曇らせて私の顔をのぞき見た。
「なんで?」
「んー、今日は外に出たくない……かも」
気は紛れたが、やっぱりさっきのあれが気にかかる。
わざわざ年賀郵便にして今日という日に送ってきたくらいだ。
外に出たらなにかされるんじゃないか……というのは、考えすぎじゃないと思う。
「やっぱりあれ、気になるか」
「……うん」
それでも心配させたくなくて笑ってみせる。
けれど松岡くんははぁっと短くため息をついた。
「俺の前で無理しねーでいい。
……返って心配になるから」