「うちの仕事は少し遅いから、帰るのは当然遅くなるよね。
それに、今日みたいに残業になったときとか。
お腹、空かないの?」
なぜかはぁーっとあきれたように松岡くんの口からため息が落ちる。
「夕食は帰ってから食べます。
休みの日に作り置きの総菜を作ってあるので、すぐに食べられますから。
それにここへ伺う前に、軽くパンなど食べていますので」
「……そうなんだ」
なんだかちょっと、モヤッとした。
自分は彼が作ってくれた温かい食事を食べていて、彼はもっと遅い時間にひとり、作り置きの総菜。
仕事だといわれればそうだが、仮とはいえ松岡くんは私の彼氏なのだ。
「ねえ。
次から一緒に食べよう」
「は?」
なに言っているのか理解できない、松岡くんの顔にははっきりそう書いてある。
それに、今日みたいに残業になったときとか。
お腹、空かないの?」
なぜかはぁーっとあきれたように松岡くんの口からため息が落ちる。
「夕食は帰ってから食べます。
休みの日に作り置きの総菜を作ってあるので、すぐに食べられますから。
それにここへ伺う前に、軽くパンなど食べていますので」
「……そうなんだ」
なんだかちょっと、モヤッとした。
自分は彼が作ってくれた温かい食事を食べていて、彼はもっと遅い時間にひとり、作り置きの総菜。
仕事だといわれればそうだが、仮とはいえ松岡くんは私の彼氏なのだ。
「ねえ。
次から一緒に食べよう」
「は?」
なに言っているのか理解できない、松岡くんの顔にははっきりそう書いてある。