「モモ助ー」

『由ちゃーん』

「心の友よー」

……。

虚しい。

なぜにいい歳した女子高生がクマのぬいぐるみと喋らにゃいかんのだ。

痛いよ。

側から見たらめちゃくちゃ痛いよ。

大事故だよ。

「はあーあ」

喋らなくなったモモ助を抱きながらベッドにダイブ。

衣替えしたばかりのふわふわシーツはなんて心地いいのだろう。