だけどお母さんは片付けやらなんやらでしばらくは構ってくれない。 私の唯一の相手はベッドの上に堂々と陣取っているモモ助だけ。 「モモ助ー。 いま頃いっちゃんはラブラブしてるのかなー?」 『そりゃしてるよ。だって恋人といるんだもん』 「ええー。裏切らないでよー。 モモ助は私の味方でいてくれるんじゃなかったのー?」 『味方だよ?だけどさ、だからこそ。 僕は由ちゃんには嘘をつかないんだ』