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「あれあれ?由、今日はなんだかまったりさん?」

「かえちゃん!」

親友の呼び掛けに、途端に無性に泣きたくなる。

「何々?その反応。あれか。またいっちゃんか」

一瞬にして読み取ってくれるかえちゃんは、最高に大切な私の親友だ。

「そうなのー」

「行く?」

「いぐー」

「はいはい、分かったから。もう少し頑張ろうね」

心優しい親友に手を引かれ、私たちは教室を後にした。