ーーー 玄関で泣き崩れるお姉ちゃんを部屋に移動させて。 円を作るように三人向き合って座った。 「お姉ちゃん、ごめんね」 私の言葉にお姉ちゃんの目は再び潤む。 「心配かけたよね?辛い思いをさせたよね? 本当にごめんなさい。 でも、お姉ちゃんは何も悪くないから。 何も悪いことなんてしてないから。ね? そんなに泣かないで? お腹の赤ちゃんがびっくりしちゃうよ?」 「由ぅぅぅ」