「もちろん!彼にも伝える。
どうして?とか。なんで?とか。
彼の気持ちばかり聞き出そうとしちゃったから。
まずは私の想いを伝えてくる」
「そうだね」
「由もちゃんと全部伝えてくるんだよ?」
「もちろん。
考えたらさ、私ってば好き好きアピールだけでちゃんと告白もしてなかったんだよね。
だから、今日はちゃんと告白してくる」
「うん」
それから私たちは上着を羽織って。
荷物を持って。
靴を履いて。
お互いの健闘を祈ってハイタッチをして。
それぞれが向かうべき場所へと歩みを進めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…