ーーー 目覚めるとかえちゃんは既に目を覚ましていた。 「おはよう」 「おはよう」 心なしか気恥ずかしい。 吐き出すのはいい。 泣くのもいい。 だけど、あんなにぴったりくっついてたのは流石に照れる。 「かっえちゃーん! ゆっうちゃーん! 朝ごはんできたわよー!」 背を向け合って着替えているとドアが勢いよく開かれた。 と同時に、かえちゃんママの元気な声が響きわたる。