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外では日が沈み、世界は夢幻的な茜色に染まっている。

暗くなった部屋から見るその世界は、苦しいくらいに美しい。

「泣いたね」

「泣いた泣いた」

小さな子供みたいに全力で泣いて体力を使い果たした私たちはベッドに背を預け、足を放り出し、腕を垂れ下げて呆けていた。

「由ぅ?」

「んー?」