「俺ね、」

私の大好きな人が。

私の大好きな声で。

その瞳に私だけを写して。

一言一言噛みしめるように言葉を紡ぐ。

ああ、だけど……。

私は……。

この先に続く言葉を……。

聞きたくない……。