「だって!ラベンダーだよ?
珍しいじゃん!飲みたいじゃん!」
「また次に買ったらいくない?」
「いくない!次はいつになるか分からないもん!
なくなってるかもしれないもん!」
「由さんはさ、」
いっちゃんは、ふいっと塔を見上げて。
静かな声で私の名を呼ぶ。
「いつだって真っ直ぐに正直で。本当に格好いいよね」
「いっちゃん?私は格好いいより可愛いがいいよ?」
「あはは。そうか。
でもね、俺はそんな格好いい由さんを心の底から尊敬してるんだよ?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…