「うーん。そっかー」

いっちゃんは、直に触れるには熱過ぎるだろう缶をほっぺに当てて……

「由さん、ありがとう。いただきます」

ああ、やっぱり花丸百点の微笑みで感謝を告げるんだ。

「ところで、由さん?一つ聞いてもいいかな?」

「ドンと来い!」

「由さんが手にしてるのは何かな?」

「ラベンダーティーだけど?」

「それってさ、ホットじゃないよね?」

「え、うん」

「……寒くないの?」

「あー!!」