「そうなの!チームでもゆうちゃんが一番うまいのよ!」

「お父さん!お母さん!見て!

あー、いまのは惜しかったぁー」

背後から聞こえてくるみんなの会話が。

他打席からチラチラと注がれる視線が。

その中心が私だって言うことが。

その頃は嬉しかった。

心地良かった。

だけど、歳を重ねて色んな感情を知っていく内に。

会話が。

視線が。

中心にいることが。